震災で犠牲になったペットたち
「人も動物も同じ命」米原で絵画展
東日本大震災で命を落としたペットたちを描いた「震災で消えた小さな命展=複製画展」が25、26の両日、米原市の米原公民館で開かれる。
千葉県の絵本作家うささん(46)=田中麻紀さん=は震災後、被災地で家族同様に暮らしていた犬や猫たちが犠牲になり、つらい思いをしている飼い主らに出会った。
動物であるということを理由に、避難の網からもれ、失われた命もあった。「人も動物も同じ命。命に線引きをしてはいけない」と、うささんは、絵画を通して命の大切さを訴えることに。
ペットを亡くした飼い主から思い出の写真やメッセージを預かり、知人の画家やイラストレーターの協力で約150点の作品が作られた。2012年3月から13年9月まで、2回の会期に分けて絵画展を開き、全国60カ所を巡回。微笑ましい動物たちの姿が、来場者の胸を熱くした。
巡回展終了後、作品は飼い主にプレゼントしたが、「あの感動をもっと広めたい」というリクエストも多く、複製画展を開催している。県内初となる展示は、趣旨に賛同した湖北地域の読み聞かせボランティアや演劇団体でつくる「おはなしボランティアと芸術の会」が企画した。
うささんは「救う命は救うべき。皆さんにこの思いを伝えたい」と話している。25日午後2時からは、うささんの絵本の読み聞かせや講演会、トークショーも。両日とも午前9時から午後5時。入場無料だが、運営のためのチャリティー募金を呼びかける。
2014年10月17日 15:50 | パーマリンク
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