お片づけしてたら Sound Horizonの処女作「Chronicle」が出てきました
懐かしいもの出てきた サンホラのcd pic.twitter.com/u94N3Ufgyh
— こすもん (@cosmo153t) 2015, 8月 26
いやー懐かしい
もう15年ほど前のRevoさんのCDですね
Revoさんといえば作曲家でsoundhorizonという楽団?でネットでは有名
最近では進撃の巨人の主題歌「紅蓮の弓矢」で一躍有名になりましたね
紅白にも出場という快挙を成し遂げました
私も進撃の巨人を観ていて名前が出た時は驚きました え?まさかあのRevoさん?
間奏のオルガン ギターを聴けば あぁ納得
ツイートしたらこの「Chronicle」もう絶版で今やプレミア!10万弱の価値がついるそうで驚きました
そうですよね ネットやニコ動でコアなファンがいるので不思議ではないかも
「Chronicle」購入した訳
ちょっと長くなりますが
当時私が学生だった頃「DTM」(デスクトップミュージック)にハマりました
DTMと言えば今や初音ミクでおなじみですね
2000年当時 友達の家にあったROLANDのSC-88PROから同人の方が作ったファイナルファンタジーのアレンジの曲とかその他のゲーム アニメの曲が流れていました
当時ギターとゲームにはまっていた私は
これ欲しい!って感動したのを覚えています
名機 ROLAND SC-88PRO
買ったのはキーボード付きSK-88Pro
これは音源(シンセサイザー)というもので身近で言うとカラオケBOXに置いてある機械と同じようなものです
パソコンにつなげて発音データを打ち込んで楽曲を作ることが出来ます
よく楽器が弾けなくても作曲 演奏出来ますっていうフレーズで売っていましたね 本当にマニアックなジャンルです
Revo氏との出会い
当時インターネットが普及し始めSC-88PROの打ち込みデータ「MIDI」を配布する サイトが流行っていました
私もそれに憧れファイナルファンタジーやイースなど好きな曲を打ち込んでホームページを作りアップしてました
そのままゲーム曲コピーはつまらんなーと思ってバリバリハードロックにアレンジしてアップしてました
それなりに反応がありHPリンクがちょこちょこ増えてました
そこでRevoさんからメールが来てお付き合いが始まります
当時プロとして活動する前のRevoさんもSC-88PROでゲーム曲をコピーアレンジしてましたね
FFはもちろんですがロマンシング・サガは特に多かった記憶があります
すでにゲーム音楽で何か賞を取っていたらしくアレンジには独創的な世界がありました
SC-88PROはリアルを追求し始めると音色やエフェクト機能が物足りないんですが Revoさんのデータはとにかく音のバランス アレンジが良かったのを覚えています
私も当時ハードロック メタルにハマっていてゲーム音楽好きという趣味が合ってたんでしょうね
ギターの腕前もなかなかでした
Revo氏プロを目指す
Revoさんからファイナルファンタジーアレンジ曲の共作のお話の提案をもらい作ることに
いろいろアレンジのアドバイスも受けながら作ってましたが
Revoさんから「プロを目指すので今回の件は中止します」 とメールが来ました
ええぇー!せっかく作ったけどしょうがない お蔵入り
当時著作権の問題が浮上しMIDIデータの配布サイトがどんどん閉じていったのを覚えています
JASRACに金払えば済むのですが 今はYoutube上なら問題ないようですね
やはりプロを目指すならオリジナル作らないといけませんからね ゲーム音楽コピーの道は閉ざしたのでしょう
しばらくしたら「CD作ったので買って下さい!」とメールが来ました
それが「Chronicle」だった訳です
ゲーム音楽のコピーって割と楽にできるのですがオリジナルとなるととたんに敷居が上がります
私もクォリティにはこだわっていたので聞いてみた感想 正直今ひとつかなーといった印象でしたが商品として十分通用するレベルでした
ヴォーカルはなく楽器のメロディでしたが ヴォーカルを入れる事を意識したメロディでしたね あと曲にSE(効果音)を入れるという新しい試み
「雷神の左腕」「詩人バラッドの悲劇」とか好きでしたね
彼は物語と演劇を組み合わせ音楽をそこで活かす事を目指していました 歌なしの打ち込み音楽単体で売れるっていうのは難しいですからね
「Chronicle」はプロになることを目指したRevoさんの気持ちが込められたアルバムですね
一方私自身は学生生活も終わり 音楽制作の熱が冷めて離れて行きました
その後当時の経験が役立って地元のシンガーソングライターさんから録音 アレンジ アルバム制作の依頼や演奏の依頼を貰う機会がありましたね
ん~また音楽やりてぇな