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【社会】高校生が労組結成 ブラックバイトに対抗 「助ける側に」「声上げる」
長時間勤務や厳しいノルマを課される「ブラックバイト」に対抗しようと、アルバイトで働く高校生五人が二十七日、労働組合「首都圏高校生ユニオン」を結成した。支援する「首都圏青年ユニオン」(東京)によると、高校生だけの労組は全国で初めてとみられる。 高校生自ら問題の解決に取り組む姿をアピールする狙い。今後、労働相談や団体交渉、街頭での宣伝活動をする。 メンバーはこの日、厚生労働省で記者会見。コンビニで働く東京都町田市の高校二年羽多野幸遥(はたのゆな)さん(17)は「私は青年ユニオンに相談して団体交渉し、問題の解決に近づけた。次は自分が助ける側に回りたい」と意気込みを見せた。 飲食店でアルバイトをする千葉県船橋市の高校二年條大樹(じょうだいき)さん(16)は、賃金計算が十五分単位の切り捨てで、働くたびに不払いが生じているという。「諦めていた面があったが、声を上げていきたい」と話した。 首都圏青年ユニオンの神部紅(じんぶあかい)委員長によると、高校生の相談や加入が近年増加。「生活が苦しい家庭ではブラックであっても辞められない。高校生にとって労組は縁遠いが、自ら戦うことが必要だ」と意義を強調した。 組合費は月五百円。高校生ユニオンへの加入希望は、青年ユニオン=電03(5395)5359=へ。 PR情報
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