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【千葉】平和へ思いは一つ 千葉 安保法案反対、若者ら立つ
国会で審議中の安全保障関連法案に反対する声が高まる中、県内でも大学生ら若者が立ち上がり、二十七日夜、千葉市中央区の中心街で抗議デモを行った。二十九日には各地で同法案や沖縄、平和を考える催しも開かれる。 (中山岳) 午後六時。千葉中央公園から約五十人のサウンドデモが始まった。「戦争法案反対」の幕を掲げたりする面々は若者だ。先導するトラックに学生が乗ってテンポの良い音楽を流す。「集団的自衛権はいらない」「解釈改憲、絶対反対」などのコールを全員で繰り返し、千葉中央駅前や県庁前を一時間かけて訴えた。 専門学校生のかなんさん(18)=船橋市=は「法案が成立すれば、七十年間、平和だった歴史がほころび、いつか戦争するきっかけになる。後悔しないためにも今、行動しなければと思った」。日大生産工学部(習志野市)二年の男性(20)=佐倉市=は「戦争法案の強行採決は論外だ。廃案にしたい」と力を込めた。 学生らとデモを呼びかけた千葉市の団体職員、三浦慶範(よしのり)さん(33)は「法案に反対する意見をインターネットで交換するだけでなく、実際の行動で示したかった。県内にも反対と声を上げる若者が増えつつある」と話した。 千葉市花見川区のJR新検見川駅南口では午後六時から、地元住民ら約百人が反対集会を開き、署名を集めた。参加者は「安保法案は違憲だ」「子どもを戦争に送ることは許されない」などの声を上げた。 PR情報
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