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 スポーツ観戦の場に、女性たちの姿が目立つようになった。野球、プロレス、相撲……。「ハマっ娘(こ)」「プ女子」「スー女(じょ)」など、愛称も花盛り。何が彼女たちを引きつけるのか。

 梅雨の晴れ間が広がった初夏の土曜日。プロ野球横浜DeNAベイスターズの本拠地・横浜スタジアムはピンク色の旗で彩られていた。広島東洋カープとの対戦のこの日、ベイスターズは女性客を意識した「ガールズフェスティバル」を企画。ブルーのストライプにピンクで「YOKOHAMA」のロゴが入った女性限定のユニホームを用意し、無料のヘアアレンジコーナーもつくった。スタンドは2万8962人と満席。半数以上が女性だった。

 女性3人で観戦に来ていた埼玉県川口市の会社員小野真弓さん(30)は、ベイスターズファンの彼氏の影響で球場に通うようになった。「球場のライブ感がたまらない」。この日は3人そろって特別ユニホームで応援。レフト側スタンドからは赤い服の広島ファン「カープ女子」が大声援を送った。