【議政府聯合ニュース】ソウル周辺の京畿道が、国際ユースU―15(15歳以下)サッカー大会の道内開催を北朝鮮側に提案した。京畿道関係者が27日、明らかにした。
同関係者は「平壌で第2回大会が開かれていた23日に、北の(対韓国窓口機関の)民族和解協議会関係者に会い、第3回大会の開催をはじめとする五つの南北交流事業を提案した」と説明した。
10月か遅くとも11月に京畿道で大会を開き、来年以降は春に中国、夏に北朝鮮、秋に韓国という大会日程にすることを提案したようだ。
この国際ユースサッカー大会は昨年11月に京畿道・漣川で初開催され、韓国と北朝鮮、中国、ウズベキスタンが参加した。第2回は今月21~24日に平壌で、ブラジルとクロアチアも加わり6カ国で行われた。また、今年1~2月に中国の成都でも合宿を兼ねた親善大会が開かれている。
京畿道はサッカー大会のほかに、開城韓屋の保存、マラリアの防疫、養苗場の支援、地域単位開発総合事業もあらためて提案した。道関係者は「南北高官協議の合意により、遅々として進まなかった人道的交流事業が活気を帯びるものと予想する」としながら、中央官庁と協議して事業を進める計画だと説明した。
韓国と北朝鮮は22~25日の高官協議を通じ、民間交流の活性化などに合意している。
一方、京畿道は分断70年、光復(日本による植民地支配からの解放)70年の今年、北朝鮮関連の11事業を推進する計画だ。事業費として昨年より20%多い60億ウォン(約6億800万円)を割り当てた。