フィリピンで買春、参加者207人書類送検

ツアーあっせんした35歳男逮捕、共犯34歳男を指名手配
参加者の大部分は20-30代、医師や公務員も

 釜山地方警察庁国際犯罪捜査隊は26日、韓国人男性たちにフィリピンへの買春ツアーをあっせんした疑いで、L容疑者(35)を逮捕するとともに、フィリピン在住の共犯K容疑者(34)を指名手配した。また、L容疑者らを通じフィリピンで買春行為をした男性207人も、同様の容疑で書類送検した。

 親戚関係にあるL容疑者とK容疑者は昨年1月から今年4月にかけ、韓国国内の有名なポータルサイト内にコミュニティーサイトを立ち上げ、男性会員を集め、買春ツアーの参加者を募集した。その内容は、フィリピンで現地の売春婦と一緒に行動する「皇帝観光」と呼ばれるものだった。2泊3日基準で110万ウォン(約11万円)を支払えば、売春サービスのほか、車や宿、酒類などを提供された。容疑者らはこのようなツアーを実施することで14億ウォン(約1億4200万円)ほどの収入を得ていた、と警察は把握している。買春ツアーに参加した男性207人のうち、174人が20-30代だった。

 警察は「買春ツアーに参加した男性の中には、大学生や大企業の社員、医師、薬剤師、公務員なども相当数含まれていた」と説明した。

釜山= 権慶勲(クォン・ギョンフン)記者
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