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山口組 傘下10団体超が離脱し新組織か
8月28日 5時30分

山口組 傘下10団体超が離脱し新組織か
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分裂する動きがある国内最大の指定暴力団・山口組で、少なくとも10を超える団体が離脱しようとしていることが警察当局への取材で分かりました。これらの団体は新たな組織を作ろうとしている情報があるということで、各地の警察は、分裂を巡って対立抗争が起きるおそれがあるとして警戒を強めています。
神戸市に総本部がある指定暴力団・山口組は、去年の時点で構成員や準構成員などが2万3000人余りに上る国内最大の暴力団ですが、警察当局によりますと、分裂する動きがあるということです。
警察当局へのその後の取材で、山口組の傘下で組織の運営に関わる「直参」と呼ばれるおよそ70人の幹部が率いる団体のうち、今のところ、少なくとも10を超える団体が離脱しようとしていることが分かりました。これらは、神戸市に本部がある「山健組」など関西地方の団体が中心で、山口組の現在の組長の出身母体で名古屋市の「弘道会」の組織運営などに反発していたとみられ、新たな組織を作ろうとしている情報があるということです。
各地の警察は分裂を巡って対立抗争が起きるおそれがあるとして、情報収集を進めるとともに、団体の事務所などで警戒を強めています。

警察庁 警戒や取締り強化を指示

警察庁は山口組の傘下団体の事務所が全国各地にあることなどから、対立抗争が起きて市民が巻き込まれるおそれがあるとして、全国の警察本部に対し、情報収集を進めるとともに、団体の事務所などの警戒や取締りを強化するよう指示しました。

市民に不安の声

山口組が分裂する動きがあることについて、神戸市の60代の女性は「一般市民が抗争などで犠牲になってしまうのは怖いです」などと話していました。神戸市の男性は「分裂するというニュースを見ましたが、昔、抗争があった当時とは情勢が違い、組織が全国に散らばっているので、神戸だけの問題ではありません」と話していました。また、別の男性は「不安になりますけど、以前の抗争のようなことが起こらないように、警察には取り締まってほしいです」と話していました。

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