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ライフハッカー編集部ライフハッカー編集部  - ,,,,,,,,  08:00 PM

実質無料で見放題。「プライム・ビデオ」の魅力をAmazonに聞いてきた

実質無料で見放題。「プライム・ビデオ」の魅力をAmazonに聞いてきた

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9月からスタートするAmazonの動画配信サービス「プライム・ビデオ」。話題の映画、ドラマ、アニメ、ライブコンサートといったさまざまな動画コンテンツが見放題のストリーミングサービスです。驚くのがその安さ。見放題なのに、月ごとに割ったときの負担はたったの325円なんです。

ただ、「年会費3900円のAmazonプライム会員に提供される」という点がミソ。つまり、動画配信サービスだけに申し込むことはできないのです。

とはいえ、Amazonプライム会員に以前から提供されていた「お急ぎ便」、「お届け日時指定便」、「毎月1冊のKindle無料本」といった特典も使えることを考えると、かなりお得な価格設定ではあります。

今回、ライフハッカー編集部では、そんな悩ましい発表をしたAmazonにお邪魔して直接質問をぶつけてみることにしました。答えてくれたのは、アマゾンジャパン株式会社 代表取締役 社長のジャスパー・チャン氏と、米Amazonの国際部 担当副社長ティム・レスリー氏。まだ教えてくれないこともありましたが「プライム・ビデオ」のローンチ前に知っておくべきことが見えてきました。


「プライム・ビデオ」でAmazonプライムをより充実したものに


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アマゾンジャパン株式会社 代表取締役 社長のジャスパー・チャン氏(左)、米Amazonの国際部 担当副社長ティム・レスリー氏(右)


──「プライム・ビデオ」の概要を教えてください。

チャン氏:Amazonプライムをよりよいものにするために、9月から「プライム・ビデオ」を開始します。Amazonは日本の市場で15年の経験を持っています。Amazonプライムも8年目になります。私たちは、Amazonプライムをよりよくするためにはどうすればいいか、日々考えてきました。その一環として「プライム・ビデオ」を導入することにしました。

「プライム・ビデオ」では、幅広い映像作品を取りそろえています。日本の作品だけでなく、世界各国の作品もご用意しています。ジャンルとしては、映画やテレビ番組、ドラマ、アニメを中心に、コンサートのライブ配信なども行います。Amazonスタジオで製作した独自コンテンツも配信されます。


──日本にローカライズすることが重要だと思いますが、どのようにして日本のカスタマーに対応しようと考えていますか?

レスリー氏:15年の間で提供してきた商品の品揃えは、日本にローカライズしたものです。日本でどういったエンターテイメントが好まれるかは熟知しており、幅広い品揃えをとおして、「プライム・ビデオ」でも日本にローカライズしたラインナップを実現していきたいと考えています。


1つでも多くの選択肢をカスタマーに提供したい


──Amazon のコンテンツ制作スタジオを日本に作る予定はありますか?

レスリー氏:今はお答えできません。現在、ロサンゼルスの制作スタジオが稼働しており、『トランスペアレント』(ゴールデングローブ賞受賞、エミー賞11部門ノミネート)や『タンブルリーフ』(子供向け、受賞歴あり)のように、高い評価をいただいた作品もあります。また、映画監督のウディ・アレン、スパイク・リーと制作予定もあります。これらの制作でつちかったノウハウを日本での制作にも生かせればと考えています。日本で制作したコンテンツは、いずれ他国のプライム会員にも楽しんでもらいたいですね。


──「Amazonインスタント・ビデオ」との差別化についてはどう考えていますか?

レスリー氏:さまざまなフォーマットで作品を提供し、カスタマーにとって一番良いフォーマットを選んで欲しいと思っています。Amazonプライムの独自性は、無制限に視聴できるという点です。その一方でDVDやBDを購入したり、レンタルするという選択肢もあります。この点で差別化ができると考えています。

── ウディ・アレンやスパイク・リーといった有名な監督たちの映画がAmazonプライムで観られるなら、日本人はだんだんと映画館に行かなくなってしまうかもしれませんね?

レスリー氏:映像を視聴する方法は、お客様が選ぶことだと考えています。電車の中でも、自宅のリビングでも、職場で観てもいいんです。もちろん、映画館で観てもいいと思います。私たちAmazonの使命は「お客様に1つでも多くの選択肢を提供すること(Giving customers a choice)」だと考えています。大切なことは多数の選択肢があり、お客様が選べるということです。


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── 日本のカスタマーへのメッセージをお願いします。

レスリー氏:コンテンツの多さに期待してください。ラインナップは継続的に強化していきます。


── サービス開始は何日からですか?

レスリー氏:後日発表とさせてください。まずはAmazonプライムを無料体験していただきたいです。「お急ぎ便」、「お届け日時指定便」の特典も使えます。それらを試しながら、Amazon「プライム・ビデオ」をお待ちください。


Amazonと日本のクリエイターが作る独自コンテンツ、ぜひ観てみたいですね。9月のいつ公開なのかさえ教えてくれませんでしたが、9月2日に米国で動画配信サービス最大手のNetflix(ネットフリックス)が日本で正式ローンチすることが決まっているので、おそらく同じ時期に公開されるはずです。この業界、大荒れの予報が出ているだけに目が離せません。


(聞き手/米田智彦、文/神山拓生、文・構成/大嶋拓人、写真/開發祐介)

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