2015年8月28日01時38分
国内最大の指定暴力団山口組(直系組長72人)が27日、13団体を絶縁や破門の処分にしたことが警察当局への取材でわかった。山口組は分裂し、離脱する10団体超が「山口組」の名前をつけた新組織を発足させる方針。警察当局は、双方が衝突する恐れがないか動向を注視している。
捜査関係者によると処分を受けたのは、神戸市灘区の総本部で27日に開かれた緊急の執行部会に欠席したり、離脱の意向を示したりしている団体。2千人の組員がいる最大組織の山健組(神戸市)や宅見組(大阪市)、俠友会(兵庫県淡路市)など関西の組織が中心という。
山口組では最近、篠田建市(通称・司忍)組長(73)が出身母体の弘道会の本拠である名古屋市に総本部を移す考えを示したという。これに対する反発が分裂につながったと警察当局はみている。
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朝日新聞社会部
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