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米GDP 年率3.7%のプラスに上方修正8月27日 21時50分
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アメリカのことし4月から6月までのGDP=国内総生産の改定値が発表され、企業の設備投資や個人消費が上向いたことで、年率に換算した実質の伸び率は速報段階の2.3%のプラスから3.7%のプラスに修正され、アメリカ経済が春から夏にかけて、より堅調に回復していたことが分かりました。
アメリカ商務省は27日、最新の情報を基に、ことし4月から6月までの第2四半期のGDPを改定し、年率に換算した実質の伸び率が前の3か月に比べて3.7%のプラスとなりました。先月下旬の速報段階の2.3%のプラスから大きく上方修正され、3%台前半を見込んでいた市場の予想も上回りました。
項目ごとに見ますと、GDPのおよそ7割を占める個人消費は自動車販売などが好調で、2.9%のプラスから3.1%のプラスに上向きました。また企業の設備投資は商業施設の建設などが増え、0.6%のマイナスから3.2%のプラスに転じ、GDPを押し上げました。
今回の結果は、アメリカ経済が春から夏にかけて堅調に回復を続けたことを示すもので、中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会が検討している異例のゼロ金利政策の解除の判断を後押しする内容と言えそうです。一方で、市場関係者などの間には、中国経済の減速や、それを背景にしたこのところの株価の不安定な動きが、この先の景気や消費者心理にどのように影響を及ぼすかを見極める必要があるという声も出ています。
項目ごとに見ますと、GDPのおよそ7割を占める個人消費は自動車販売などが好調で、2.9%のプラスから3.1%のプラスに上向きました。また企業の設備投資は商業施設の建設などが増え、0.6%のマイナスから3.2%のプラスに転じ、GDPを押し上げました。
今回の結果は、アメリカ経済が春から夏にかけて堅調に回復を続けたことを示すもので、中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会が検討している異例のゼロ金利政策の解除の判断を後押しする内容と言えそうです。一方で、市場関係者などの間には、中国経済の減速や、それを背景にしたこのところの株価の不安定な動きが、この先の景気や消費者心理にどのように影響を及ぼすかを見極める必要があるという声も出ています。