ブッシュ氏が“アジア系”の生得市民権乱用を批判、韓国人団体は猛反発・・韓国ネットは「金持ちはみんな米国で出産」「米国にまともな政治家はいないか?」

2015年8月27日 08時34分 (2015年8月27日 14時20分 更新)
このエントリーをはてなブックマークに追加
韓国・京郷新聞は26日、米共和党の大統領候補ジェブ・ブッシュ氏が、「アンカーベビー」発言で物議を醸していると報じた。
問題となったのは、ブッシュ氏が先週、ラジオ番組に出演した際、ドナルド・トランプ候補が米国で生まれた子供に市民権を付与する法律の廃止を主張していることについて問われたのに答えたもの。ブッシュ氏は、法律を廃止するつもりはないとしたうえで「妊娠中の女性が米国に来て子供を産むなど、この法律を乱用するケースがある。これらの『アンカーベビー』を防止するための法執行が必要だ」と述べた。「アンカーベビー」とは、米国で生まれた子供をアンカー(いかり)とし、米国を離れようとしない移民に対する軽蔑的な表現で、これがヒスパニック系を中心とする移民社会の反発を招いた。
するとブッシュ氏は24日、自身の発言はヒスパニック系ではなく、アジア系とより関連が深いと釈明。25日には「妊娠中の女性を米国に送り、子供を産んで市民権を得る非常に制限的な詐欺システムに言及したもの」と述べた。
一連のブッシュ発言に、最も大きく反応したのは韓国人社会だった。ワシントンの韓人連合会は25日、「事実に基づいていない軽蔑的・侮辱的な発言だ」とブッシュ氏に謝罪を要求する声明を発表した。韓国系市民を支持層に持つカリフォルニア州選出のマイク・ホンダ議員も「米国憲法は米国で生まれたり、帰化したすべての人々に市民権を付与するとしている。そうした権利が弱体化させられるべきではない」とする声明を発表した。
メキシコ系移民と結婚したブッシュは、移民問題に関しては共和党内では穏健派として知られていたが、今回の騒動によってドナルド・トランプ氏と一括りで批判を受ける立場になっているという。
この報道に対し、韓国ネットユーザーからは様々なコメントが寄せられている。
「ブッシュは、正しいことを言った」
「誰が何と言おうが、自分の子には米国の市民権を与えたい」
「票集めのためのブッシュのショー」
「メキシカンの不法滞在とアジア人の遠征出産を比べたら、メキシカンの不法滞在の方がよっぽど多い。ブッシュは大げさ」
「遠征出産はほとんど中国人と韓国人。お金持ちはみんな米国で出産している」
「昔は、米国で生まれただけで市民権がもらえたが、今は最低でも6か月滞在しないともらえない」
「ブッシュの言うアンカーベビーは、不法滞在者の子供として生まれ、その後、米国の社会保障を受けながら育つ子供たちのこと。

注目の商品