<仙台いじめ自殺>市教育大綱いじめ対策強化
今後約5年間の教育行政の指針となる大綱を協議する仙台市の第4回総合教育会議が25日、市役所であり、市立中1年の男子生徒=当時(12)=が昨年秋、いじめを苦に自殺した問題を踏まえ、大綱の中で対策を強化する方針を確認した。
奥山恵美子市長や大越裕光教育長のほか、教育委員6人が出席。「学校内で情報共有する重要性を盛り込みたい」「いじめの減少など数値目標を定めるべきだ」との意見が出た。
大綱の原案はいじめ・不登校対策を継続課題と位置付け、「重大事態にならないように早期発見、対応が必要」と記していた。奥山市長は「原案はいじめ対策の切実さが乏しい。今回の事案を捉えて最終案をまとめたい」と話した。大綱は9月をめどに策定する。
2015年08月26日水曜日