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 コンビニ大手のローソンは本の販売に力を入れる。2016年2月末までに全国約1千店に本格的な本棚を入れ、従来の3~7倍の約75タイトルを売り始めると26日発表した。街の書店が減るなか、本を手に取って選ぶ機会を提供する。

 扱うのは、小説や雑学の文庫、ビジネス書、料理や健康の実用書など75タイトル。コミックを除く本の販売は現在、実用書など10~20タイトルにとどまっているが、東北や中国、四国を中心にした対象の約1千店では、その数を一気に増やす。売れ行きが好調なら、対象店を増やす。

 14年6月から秋田県や千葉県などの店で、扱う本を実験的に増やしたところ、雑誌も含めた売上高が1割ほど増えた。本を買った客が再び来店してくれる割合は、平均より高いことも分かったという。