スタンフォード大、MITがビットコイン専攻コースを開設、新世代の才能創出目指す
この記事の所要時間: 約2分スタンフォード大学はニューヨーク大学、デューク大学と契約を締結し、ビットコイン専攻コース「Crypto Currencies: Bitcoin and Friends」を開設することを決定した。
サイバーセキュリティ準修士学位の専攻のひとつとして開設されたこのコースでは、ビットコインやオルトコインの仕組みやコンセンサスプロトコル、ハッシュ関数、楕円曲線、およびビットコインのインセンティブモデルや暗号通貨の規制の在り方について10週間かけて学べる内容となっている。
リリースによれば、本コースの目的はコンピュータ・システムにおけるセキュリティ原則を学び、将来産業に携わる学生がサイバー攻撃に対する保護と予防を行えるようにすることだという。
「ビットコインや他の暗号通貨の背後にある技術は今後、情報技術保護のために必要不可欠なツールになるだろう。」
コースのインストラクターを務めるダン・ボネー教授はまた、暗号通貨技術がコンピュータサイエンス上の革命だと述べた。
さらに、マサチューセッツ工科大学(MIT)も時を同じくして独自に暗号通貨技術のための専攻コースを開設。こちらはデジタル通貨イニシアチブで知られるMITメディア・ラボの起業家養成プログラムのひとつとして新設され、スタンフォード大学などと協力しプログラムを進める予定だ。
メディア・ラボの研究者であるデビット・シアー氏はプログラムにおいて、Eコマースでの利用方法から市場システム基盤としての技術検討まで、暗号通貨のエコシステムに存在する成功と失敗から幅広いトピックを扱い、あらゆる未来の形を模索したいと語った。
MITの暗号通貨コースでは、デジタル通貨イニシアティブのディレクターを務める元ホワイトハウスのシニアアドバイザー、ブライアン・フォード氏や、シリアルアントレプレナーでコンピュータサイエンティストのアレックス・ペントランド氏を招く。
参考:
Stanford University – Cyber Security Graduate Certificate
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- from Cryptocurrency worldTwitter:@fixer_fx
- ビットコイン専門記者 BTCN編集長
ブロックチェインの可能性を、知的財産の保護やeSportsカルチャーへ応用できないかと考えてます。
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