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武藤議員 LINEに未公開株巡る記載
8月26日 19時10分

NHKが入手した武藤議員と知人の男性とのLINEのやり取りには未公開株の購入を巡る記載が残されています。
上場の1か月前の去年10月29日、武藤議員は、『来月新規公開株の取引の話があり、
最低でも2倍になると言われています。内々で俺に取引を持ちかけてきているのだけど元手がありません』と男性に投資話を持ちかけています。
男性が『いつまでにいくらの資金が必要でしょうか?』と尋ねると、武藤議員は『11月5日までに最低3000万円からあれば良い。枠は内々で取ってあるそうです』などとメッセージを送っています。
さらに武藤議員は、『この案件はクローズだからね。正直証券会社からもうちが国会議員のために枠をおさえているのが一般に知れたら大変だと言っています。その辺呉々も注意して下さい』などと、口止めとも取られかねないメッセージを送っています。
これについて、武藤議員は、26日の会見で「未公開株を購入できる一般的な優先枠があると聞き、知人に購入を持ちかけたが、国会議員枠という特別な枠があるということばは使ったことがないし、そうした認識もない」と釈明しました。
そしてLINEのメッセージの表現については、「知人が私の名前を使い『国会議員の枠がある』と言って資金集めをするとまずいと思ったので、そのようなことが絶対にないよう注意してくれという趣旨だった。個人的なやり取りだったので誤字脱字を含めて不正確、乱雑なところがあり反省している」としています。
一方、関係者によりますと、投資家から集めた資金の振込先は武藤議員の政策秘書名義の口座だったほか、その後のLINEのやり取りでは武藤議員が投資家などを指して『議員会館に連れて来たら?』『議員会館で会わないと信用されないんじゃないの?』というメッセージも送っています。
これについて武藤議員は、「資金集めは知人が行っていたが、知人の口座が裁判所に差し押さえられていたので、代わりに秘書の口座を使ったと聞いている。投資家を議員会館に連れてきた記憶はないし、そのようなLINEのやり取りをした記憶もないが再度確認したい」としています。

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