盗聴疑惑:オバマ氏陳謝、安倍首相は遺憾の意…電話協議

毎日新聞 2015年08月26日 11時59分

 安倍晋三首相は26日午前、米国のオバマ大統領と電話で協議した。オバマ大統領は米国家安全保障局(NSA)による日本の中央官庁や民間企業への盗聴疑惑について、「日本国内で大きな議論を呼んでおり、大変申し訳ない」と陳謝した。安倍首相は「仮に事実なら同盟関係を揺るがしかねない」として遺憾の意を表明した。菅義偉官房長官が26日午前の記者会見で明らかにした。菅氏によると、大統領は「2014年の大統領令を踏まえてしかるべき措置をとっており、現在は日米の信頼関係を損なうことはしていない」と述べたという。【高本耕太】

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