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箱根・大涌谷 立ち入り禁止区域を一部解除8月24日 12時47分
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神奈川県箱根町は、箱根山の火山活動が落ちついている状況が続いているとして、大涌谷周辺の半径およそ1キロメートルの立ち入り禁止区域の一部を、24日午前9時に解除しました。
ことし6月、箱根山でごく小規模な噴火が確認されたことを受けて、箱根町は大涌谷周辺の半径およそ1キロメートルの範囲に避難指示を出し、立ち入りを禁止しています。
しかし、この1か月近くにわたって、火山活動が落ちついている傾向が見られることから、町は24日午前9時に立ち入り禁止区域の一部を解除しました。
通行止めになっていた大涌谷に続く県道の規制ゲートが撤去されると、車に乗って並んでいた宿泊施設の関係者などが中に入っていきました。
解除されたのは立ち入り禁止区域のいちばん外側にある地区で、ホテルや旅館、保養所など8つの宿泊施設の営業が可能になるほか、旅館の従業員寮1棟と別荘12棟への立ち入りもできるようになりました。
しかし、この1か月近くにわたって、火山活動が落ちついている傾向が見られることから、町は24日午前9時に立ち入り禁止区域の一部を解除しました。
通行止めになっていた大涌谷に続く県道の規制ゲートが撤去されると、車に乗って並んでいた宿泊施設の関係者などが中に入っていきました。
解除されたのは立ち入り禁止区域のいちばん外側にある地区で、ホテルや旅館、保養所など8つの宿泊施設の営業が可能になるほか、旅館の従業員寮1棟と別荘12棟への立ち入りもできるようになりました。
旅館経営者「再開へ全力を」
解除された地域で、ペット同伴で宿泊できる旅館を経営する、後田慎吾さんは、噴火警戒レベルが3に引き上げられた6月30日以降、自宅も兼ねた旅館に立ち入れなくなっていました。
旅館の場所は、立ち入りが禁止されている大涌谷から半径およそ1キロの範囲からは外れていますが、旅館に通じる唯一の県道が通行止めになっていました。そのため、空き家となっていた町内のペンションを知人から借りて、飼い犬12匹と共に生活してきました。
後田さんは、午前9時前から通行止めのゲートの前に並び、解除されると同時に、旅館へと戻りました。旅館に到着すると、飼い犬をドッグランに放したり、中を掃除したりして、9月初めに予定している営業再開に向けて準備を進めていました。
後田さんは「これまでは営業再開の見通しが立たず、ずっと不安でした。多くの人に支えてもらって何とか生活してきたので、旅館の再開に向けて全力を尽くしたい」と話していました。
旅館の場所は、立ち入りが禁止されている大涌谷から半径およそ1キロの範囲からは外れていますが、旅館に通じる唯一の県道が通行止めになっていました。そのため、空き家となっていた町内のペンションを知人から借りて、飼い犬12匹と共に生活してきました。
後田さんは、午前9時前から通行止めのゲートの前に並び、解除されると同時に、旅館へと戻りました。旅館に到着すると、飼い犬をドッグランに放したり、中を掃除したりして、9月初めに予定している営業再開に向けて準備を進めていました。
後田さんは「これまでは営業再開の見通しが立たず、ずっと不安でした。多くの人に支えてもらって何とか生活してきたので、旅館の再開に向けて全力を尽くしたい」と話していました。