休職後のCさんについて、ありあまる時間をいかに過ごすか

時間

Cさんの休職についてブログに書いた後、同じ様な体験、傷病手当金の利用、アドバイス、励ましなどのメッセージをたくさん頂きました。
ほんとにありがとうございますぺこぺこ
書くかどうか迷ったのですが、思い切って書いて良かったです。

今回は休職後のCさんのことについて書きたいと思います。

かくしてCさんは8月10日(月)から会社に行かない生活が始まりました。
今まで毎朝きっかり7時25分に重い体を引きずって出社していたのが、急に毎日何もしなくてもよくなったわけです。

職場でのストレスからは解放されました。
しかし…

「何もすることがない(何をしてもいい)時間」

というのも結構厄介だったりします。
ポッカリと時間が出来たとき、それまで渦中にあって抑え込まれていた感情が往々にして出て来るものです。
実際、Cさんにもそれまではあまり感じることのなかった「不安」が出てきました。

本人も

「会社に行かなくなって初めて自分が病気だと気づいた」

と言っていました。

不安は自然な感情

不安

でもここで不安が出て来るのは、今のCさんの状況では当たり前だと思います。
言ってみれば「順調な経過」。
変な言い方ですが、私は

「ちゃんと不安が出てきてよかった」

と思いました。

Cさんは不安を

・朝起きたとき
・一人になったとき
・外出したとき

に特に感じるそうです。
そこで朝起きたときに少量の「抗不安薬」を飲むようにしたところ、これがよく効いて、夜までなんとか不安を緩和することが出来ています。

一日ソファの上で

ソファーで

休んでからのCさんは、ほぼ一日中ソファーに座ってテレビを観ながら本や漫画を読んだり、タブレットをいじっています。
私はその近くでパソコンに向かって仕事をしています。

私はテレビの音が苦手なので、Cさんにはヘッドホンをしてもらっています。
時々私が手を振ったりエルモを踊らせると、Cさんも気づいて手を振ってくれます。

そんな静かで穏やかな時間が今のCさんにとって一番心が落ち着くそうです。
私が在宅勤務でほんとに良かったと思います。

今はとにかくCさんには何も心配しないで、心の凹みをゆっくり戻してもらいたいです。

安静にするだけでいいのか…

好きなことを

さてさて、とりあえず医師の診断書のおかげで「ストレスからの回避」は出来ました。
しかし精神科でもらえたのは「診断書」以外は「抗不安薬の処方」だけなのです。
次の診察は1ヶ月後…。

「その間薬を飲んで休む以外、我々は一体何をすればいいのか…」

実はそれがほとんど分かりません。

恐らくは状況を見ながら、可能な範囲で出来ること、やりたいことをやるのがいいのではないかと思います。

Cさんが好きなことと言えば「馬、料理、食事、テレビ、読書」でしょうか。
私としては、出来ることならば一緒に外に出て、無理のない範囲で馬や自然と触れあってもらえたらと思います。
そのような時間の中でゆっくりと自分を取り戻してもらいたい。

はたから見たら仕事をしないで遊んでいると思われるかもしれません。
さらに本人もそう思うかもしれません。
でも何と思われようと、それが今のCさんには必要だと私は思っています。

全ては経験

また、この機会に自分と向き合う時間を持てたらさらに良いのではないかと思います。

私もかつて精神的なトラブルがたくさんあり、1年以上にわたって「傷病手当金」のお世話になったこともあります。
不安や葛藤の中、私は自分と向き合ってたくさんの文章を書き、本を読み、気づき、人と出会い、助けられてきました。
そしてそれは自分の成長につながり、その後の自分の人生の大きな「糧」になりました。

人生に失敗はない、全ては経験である。

そう思っています。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

11 人が拍手しました(ありがとうございます)
関連する記事はありません
   

この記事へのコメント

▼コメントの投稿の仕方について

このサイトでは、「Disqus」と呼ばれるコメント機能を使っています。
ツイッターやフェイスブックなどにアカウントをお持ちの方は、コメント欄右上の「ログイン」をクリックしてログインすることで、ご自身の各プロフィールでコメントすることが出来ます。

アカウントを使いたくない場合は

1)「コメントを投稿する…」をクリックしてコメント入力
2)「名前」をクリックして入力(お好きな名前で)
3)その時表示された「メールアドレス欄」に入力

すればコメントできます。
(入力したメールアドレスは表示されません)

左下の「購読」ボタンを押すと、返事がついたときにメールでお知らせします(多分)。
ひと言コメントをいただけるとモカが泣いて喜びますエルモ泣き