大阪中1遺棄:手錠、スタンガン所持…容疑者、都内で職質

毎日新聞 2015年08月26日 13時27分(最終更新 08月26日 14時41分)

送検される山田浩二容疑者=大阪市で2015年8月23日午後、幾島健太郎撮影
送検される山田浩二容疑者=大阪市で2015年8月23日午後、幾島健太郎撮影

 大阪府寝屋川市の中学1年、平田奈津美さん(13)の遺体が見つかった事件で、契約社員の山田浩二容疑者(45)=死体遺棄容疑で逮捕=が事件の2日前、東京都内で警察官の職務質問を受けた際、手錠やスタンガン、注射器などを所持していたことが、捜査関係者への取材でわかった。薬物反応はなかったという。

 捜査関係者によると、山田容疑者は8月11日午前0時15分ごろ、東京都千代田区内で車を運転中に、警視庁の警察官に職務質問を受けた。その際、所持していたバッグから手錠やスタンガンが見つかり、最寄りの警察署に任意同行された。

 警視庁は当初、軽犯罪法違反などの容疑も視野に事情を聴いたが、「すぐに犯罪に問える状況ではない」と判断し、山田容疑者は約3時間後に警察署を出た。

 山田容疑者は警視庁に対し、「スタンガンは護身用」などと説明したという。職務質問を受けた際、助手席には同乗者がいたらしい。【山崎征克】

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