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【プロ野球】

山田32号! 5戦で6発 ヤクルト、巨人に1差

2015年8月26日 紙面から

ヤクルト−巨人 4回裏2死一塁、32号2ランを放ち、石川らナインに迎えられる山田(左)=神宮球場で(北田美和子撮影)

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◇ヤクルト5−2巨人

 ヤクルトが逃げ切り勝ちした。初回に押し出し四球で先制。2回は中村のソロなどで2点を加え、4回は山田の32号2ランでリードを広げた。石川は緩急を使い7イニング2/3を4安打2失点で8勝目。巨人は序盤の失点が響き3連敗を喫した。

  ◇

 トリプルスリー間近と注目のヤクルト・山田が、ダメ押しの32号2ランを含む3打数2安打と大暴れ。30盗塁まであと4に迫っているだけに、「(ホームランは)打ちたくなかったな。走れないから」と軽口をたたきつつ、「絶対勝つという強い気持ちで臨んだ。石川さんのテンポがよくて、守りから打撃のリズムをつくって行けた。スライダーが甘くきた分、打球にいい角度が付いてくれた」と喜んだ。

 巨人・阪神・巨人と8戦続く上位争いの初戦。優勝戦線に残るための正念場になる試合前に、真中監督が選手を集め「大事な試合になるが、一人一人が背負い込まず、チーム皆でやっていこう」と、ゲキを飛ばした。その大事な初戦を取り、2位巨人に1ゲーム差、勝率を5割に戻した。「今日やられるとシュンとしてしまうところで、勇気づく1勝。われわれはチャレンジャーなので、その気になっていきたい」と、指揮官は大きな勝利に気を良くした。

 ヤクルトが浮上する上でカギを握る山田は、5試合で6本塁打と、いよいよ勢いづいてきた。ここまで巨人以外の4球団には対戦打率3割3分以上に対し、巨人だけは1割台。本塁打も31本中1本塁打のみと分が悪かったが、今の勢いには相性の悪さなど関係ないようだ。「今の状態を最後までキープできるよう、チームとしても個人としても頑張りたい。最後まで諦めず続けていけば優勝もある。そこを目指していく」。頂点目指して、山田が打ち続ける。 (竹村和佳子)

 

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