小野甲太郎、蔵前勝久
2015年8月26日03時39分
9月の自民党総裁選で、石原派(14人)は25日夜、東京都内で幹部会を開き、対応を会長の石原伸晃元環境相に一任することを決めた。石原氏は27日に安倍晋三首相(党総裁)の再選支持を表明する。これまで石原派と岸田派(45人)が態度を表明していなかったが、岸田派も27日に安倍氏支持を決める見通しだ。
石原氏は2008年と12年の総裁選に立候補。第2次安倍内閣で入閣したが、14年9月の内閣改造で退任した。現在、石原派からは閣僚や党役員に1人も起用されておらず、同派内には「干されている」との不満が根強い。また、石原派の後ろ盾である山崎拓・元党副総裁が安全保障関連法案で首相に批判的な立場をとっており、派内に石原氏の立候補を望む声もあった。だが、他派閥が続々と安倍氏の支持を打ち出す中、党内で孤立を避けるため、追随せざるをえなかったとみられる。
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