パソコンやスマートフォン(スマホ)のバッテリーが持たない――。誰もが一度は体感したことがあるだろう。特に、長年使ってきたバッテリーは、充電しても以前のように長持ちしない。だが、工夫次第でバッテリーの寿命を延ばすことも可能だ。
パソコンやスマホのバッテリーが持たない原因の1つに、“へたり”がある。へたるとは、バッテリーが劣化して、初期の容量より減ってしまった状態のこと。バッテリーは充電すればまた使えるが、何度も繰り返していると劣化してくる。長い目で見れば“消耗品”だ(図1)。
バッテリーがどんどん劣化してしまう“悪い使い方”をしていないだろうか。ここでは、バッテリーの特徴を理解したうえで、劣化を抑える具体的な対策を見ていこう。
■バッテリーは使っていなくても劣化する
現在のノートパソコンは、ほとんどがリチウムイオンタイプのバッテリーを搭載している。以前のニッケル水素タイプに比べると、軽くて出力が高く、自然に放電しにくいという長所がある。
リチウムイオンタイプのバッテリーが劣化する原因は主に2つある。それが「サイクル劣化」と「保存劣化」だ(図2)。まずは2つの劣化について説明しよう。
サイクル劣化は、バッテリーが充電と放電を繰り返すうちに、内部の化学反応などによって劣化が進むこと。一般的には300~500回程度の充電と放電を繰り返すと容量が約半分になるといわれている。利用者の使い方にもよるが、毎日充放電しているなら1年半程度で容量が半分になる計算だ。
一方の保存劣化は、使わずに放置したままでも劣化する現象だ。バッテリーを温度の高い状態で保存すると劣化が進む。さらに、満充電の状態や完全放電(0%)の状態でも劣化が進んでしまう。
サイクル劣化の影響は大きいものの、「バッテリーを使わない」という選択肢は無意味なので、保存劣化をいかに防ぐかを対策していこう。
バッテリー、スマートフォン、ノートパソコン、リチウムイオン
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