イッテモムダ
 巷では、東京五輪のエンブレム盗作疑惑でサントリーをも巻き込み世界中の笑い者になっている佐野研二郎なるコピペデザイナーさんが話題ですが、この一件、私は全然驚きませんでした。しょせん、そういう連中だと思っていますから。東北出身の『盗作する直木賞作家』もいますが、彼の趣味がディープパープルのコピーバンドなんですから、これまたずいぶんとブラックジョークを効かせています。今回の件でも、「似ている?まったく違うデザインだ。素人にデザインのナニがわかるというのか。黙っていなさい」とネット上で擁護し反論していたプロのデザイナーさんもいましたが、さて、今頃どうしているのでしょうかね?
 昔、『バイカーズステーション』誌に掲載された『私の画像』を載せておきます。正確には、『自称プロのイラストレーター藤原正統氏が私の【道と空】から無断でパクリ&コピペ&コラージュして対価収入を得ていた盗作イラスト』ですね。昔からこういうことが当たり前なんだと思いますよ、あの手のクリエイティブな職業人にとっては。当時、彼の公式ホームページに堂々と『無断盗用厳禁』と書かれているのを見たときには思わず笑っちゃいましたけどね。ちなみにこの自称プロは、未だにオリジナルのふりをして堂々とインスタグラムに載せてくれていますからぜひ見てやってください。今さらトライアンフって言い張る偽装が憐れですけど。まぁ〜、このユーモア溢れる人間性は「盗作ではない!類を見ないオリジナル傑作ができたと自負している!」と記者会見で胸を張ったコピペデザイナーさんにも通ずるものがありますね。ネットの普及で図書館に行かなくても本屋に行かなくても自宅に居ながらにしてパクり放題、その代わり昔はバレなかったそのパクりが過去の作品まで遡って晒されるのもまたネット社会です。
 言っても無駄なんです、あの類の人たちには。悲しいかな、盗み癖って治らないんですよ。イエイエ応援してますよ、むしろ。創造力もプライドもないくせにその厚顔無恥なデザインやイラストや文章でお金と名声を得てきた己自身の人生をこそ、いつかぜひ振り返っていただいて、表現者として自称プロとして渾身の作品を公開してみせて欲しいなぁ〜と思います。もちろん自らの力でね。