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IT業界でもっとも流行っているのはIoTだろう。これは「モノのインターネット」。対してシスコシステムズはIoE、「Internet of Everything」と言う。IoTとIoEではいったい何が違うのだろうか。
IoT、あるいはIoEでは「世の中がデジタル化社会を迎えているのがポイントです」と言うのは、シスコシステムズ 専務執行役員 最高技術責任者(CTO)戦略事業開発担当で、さらにはIoEイノベーションセンター長でもある木下剛氏だ。デジタル化社会の最初は、情報のデジタル化。コンピュータが普及したことで業務処理に必要なさまざまな情報がデジタル化した。1990年代にインターネットが登場したことで、情報のデジタル化はさらに加速する。
情報の次がプロセスのデジタル化。これはたとえばサプライチェーンマネージメントや、最近ならマーケティングオートメーションもデジタル化されたプロセスの1つだろう。3番目にデジタル化されたのが「人々のつながり」だ。これは2007年に登場したiPhoneに代表される新しいモバイル端末と、2010年頃から一気に普及したソーシャルネットワークがもたらしたデジタル化だ。
そして、最近になってデジタル化したのが「モノ」だ。これはもちろん、IoTによりつながることでデジタル化が進んでいる。センサ技術の進化も大きく影響するところだ。情報、プロセス、人々のつながり、そしてモノ、これら4つはまさに社会を構成する要素。そのすべてが今デジタル化しつつある。このデジタル化の動きを製造業に当てはめればIndustrie 4.0になる。
「シスコは、製造業だけではなくすべての業界でこのデジタル化の流れが起きていると考えています。なのでIoEであり、それがビジネスの変革点になると考えています」(木下氏)
モノだけがつながるIoTに対し、シスコが言うIoEはより広い世界のデジタル化だ。かつてITの活用単位は業務単位だった。それで業務効率を上げ、分業で生産性を高めてきた。ここまでは20世紀の話だ。「業務の分業での効率化はこれからも続きますが、これからは業務間をつなげないと新たな革新は生まれません」と木下氏。4つのデジタル化が進んだことで、業務間をつなぐことが現実化している。この業務を越えてつながることこそが、シスコの言うIoEの世界だ。「IoEは新しい時代のIoTと言ってもいいでしょう」(木下氏)
「例えば小売りの世界では今、実店舗がショールーム化していて店舗での購買に至らない課題があります。とはいえ、お店を訪れた顧客はその場で購入したい気持ちはあります。しかしその店舗に気に入ったサイズや色がなければ購買機会を逸してしまう。また、お店で店員と話をするのは面倒だけど、会話をしなくては探しているものが見つからないなんてこともあります。これら小売店の課題を、シスコではIoEを使って解決しています」(木下氏)
IoEを使えばオンラインでも実店舗でもタイムリーに顧客に合った広告を出すことができる。顧客が店舗内をどのように移動するかを把握できれば、商品の陳列を最適化し購買率を上げることも可能だろう。
「POS(販売時点情報管理システム)の情報では買った結果は分かりますが、顧客が手に取ったけれど買わなかった商品の情報は分かりません。サイズがなかったのか、色が気に入らなかったのか。買わなかった理由が分かれば、新たな対策ができるかもしれません。それを把握するためには、カメラやセンサを使って情報を集めるのです。たとえば在庫切れならば、POSデータを確認するよりも商品棚をカメラで監視したほうがリアルタイムに状況を把握できます」(木下氏)
店舗全体をデジタル化することで、商品を陳列し売れるのを待つだけではない新たなビジネスチャンスが生まれる。さらには天候情報、店の前を通る人の情報なども把握できれば、ビジネスチャンスは大きく広がる。「人の動きをデジタル化し把握する。それもシスコではIoEとして捉えています」と木下氏。IoEでは、カメラもセンサの1つになるのだ。
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