「最強の飯テロ」にどう対抗すれば良いのか? 6人のグルメ達人に聞いた。
最近では動画も多くなり、年々「飯テロ」は進化している。
そして動画加工アプリも登場し、演出も自在になっている。
このようにSNSによる飯テロが発達したせいで、我々はどんどんと太りやすくなっているのではないか。その負の連鎖を断ち切るべく、まずは「飯テロ」について勉強してみたい。敵を知り己を知れば、というやつである。
今回、6人のプロフェッショナルに「飯テロ」のテクニックを聞いた。プロカメラマン、ブロガー、フードコーディネーター、芸人、漫画家、映像作家。彼らに撮影の裏側を教えてもらい、冷静に食べ物の写真を見られるようにするのだ。
例えばこちらの鯛茶漬けをご覧いただきたい。グルメ雑誌「東京カレンダー」などでも撮影しているプロカメラマンの菅野祐二さんに撮ってもらったものだ。
湯気が立っていて美味しそうに見えるが・・・
実はこの湯気、ドライアイスを砕いて作ったものなのだ。最近ではパソコンの画像処理で、あとから湯気をつける事も多いようだ。湯気にかける情熱がすごい。
もちろん本物の湯気を撮ることもあるが、その場合にも「湯気ライト」と呼ばれる、湯気を際立たせるためだけに設置されたライトを使う。
そして、この一枚の写真を撮るのにも多くのスタッフが参加している。
料理を作ってくれたのはフードコーディネーターの「里見陽子」さん。この道30年のベテランだ。さらにカメラマンやアシスタントや編集部のスタッフ、プロデューサーなど、料理を囲み、ちょっとしたお祭りみたいだ。
こういった舞台裏を知ったうえで、あらためてお茶漬けの写真を見れば、
さっきより冷静に見ることができ、食欲を抑えられるはずだ。
このように、今回の記事では、様々な撮影テクニックを習うことで、
「飯テロ」に対抗していきたいと思う。
しかし、これでもまだ食欲が止まらければ、今回の企画に協力してくれた、カロリーOFFのダイエットサポート飲料「コバラサポート」をご紹介したい。飲むとお腹の中でふくらみ、空腹感を軽減することができる。
ちなみに「コバラサポート」にもドライアイスの煙をたいてみたが、あまり意味はなかった。使い所が重要なようだ。
それにしても、料理を撮る為に必要な機材だけで70万円ぐらいするらしい。
カメラ本体を除いた価格でだ。恐ろしい料理写真の世界である。
一方、これとは真逆のアプローチをとる「飯テロ」がある。あえてiPhoneなどだけでシンプルに撮影することにより、ライブ感を出す方法だ。
こういうと誰でも出来そうだが、書き手によってその結果は大きく異なる。例えば編集者としても有名なnarumiさんは、iPhoneの写真だけで数多くの店を満員にしてきた、現役にしてすでに伝説のグルメブロガーだ。
今回、そのnarumiさんがグルメ取材する様子を撮影させてもらった。
まずはnarumiさんがその時に書いた記事をご覧いただきたい。
もちろん写真はiPhoneで撮影したものだ。