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中国 チベット仏教への締めつけ継続の方針8月26日 8時12分
中国の習近平国家主席はチベット政策について演説し、チベット族が多く住む地域で一層の経済発展や住民生活の改善に取り組むとする一方、チベット仏教への締めつけを継続する方針を示しました。
中国共産党は5年ぶりとなる中国のチベット政策を定める「中央チベット工作座談会」を25日まで2日間、北京で開き、習近平国家主席が演説しました。
国営テレビによりますと、習主席は「国を治めるにはまず辺境を治め、辺境を治めるにはまずチベットを安定させる」として、チベット政策に力を入れる姿勢を強調しました。
そのうえで、チベット自治区とチベット族が多く住む4つの省で財政面などの優遇政策を続け、一層の経済発展や住民生活の改善に取り組む考えを明らかにしました。
一方、習主席は「ダライグループと闘う方針はあくまで揺るがず、反分裂闘争の主導権をしっかりと握る」として、「高度な自治」を求めるチベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世との対話には今後も応じないことを確認しました。
さらに、「長期的に有効な寺院管理のメカニズム作りを進め、チベット仏教が社会主義に適応して教義の解釈を行うのをサポートする」と述べ、宗教活動への締めつけを継続する方針を示しました。
チベット自治区は来月1日、成立から50年の節目を迎え、国営メディアでは共産党による統治の正当性を強調する報道が目立っています。
国営テレビによりますと、習主席は「国を治めるにはまず辺境を治め、辺境を治めるにはまずチベットを安定させる」として、チベット政策に力を入れる姿勢を強調しました。
そのうえで、チベット自治区とチベット族が多く住む4つの省で財政面などの優遇政策を続け、一層の経済発展や住民生活の改善に取り組む考えを明らかにしました。
一方、習主席は「ダライグループと闘う方針はあくまで揺るがず、反分裂闘争の主導権をしっかりと握る」として、「高度な自治」を求めるチベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世との対話には今後も応じないことを確認しました。
さらに、「長期的に有効な寺院管理のメカニズム作りを進め、チベット仏教が社会主義に適応して教義の解釈を行うのをサポートする」と述べ、宗教活動への締めつけを継続する方針を示しました。
チベット自治区は来月1日、成立から50年の節目を迎え、国営メディアでは共産党による統治の正当性を強調する報道が目立っています。