2010-03-01 00:25:27

アルミフレーム(2)

テーマ:ブログ
えー、予告通り、アルミフレームCADソフトの紹介です。
このメーカー、なかなか気合いが入っておりまして、アルミフレームの設計専用のCADソフトを無料公開してます。さらに、これを使ってファイルで発注すると3%の割引までしてくれます。
URLはこちら↓
http://fa.sus.co.jp/3d/

普通の発注の場合、設計支援とかがあるみたいなんで、その分引いてくれる訳ね。

で、肝心のソフト(UnitDesignとゆう。。。あ、Win専用ね)だけど、誰でも直感的に使えるとは言いがたい。そもそも一般消費者向けじゃあないし。
CADソフトなんか使ったこともないし、比較はできないのですが、チュートリアルを一通り学習して何とか使えるようになった、、、感じ(独特の作法に慣れると、まあまあ普通に使える)。

これが発注に使ったファイルのスクリーンショット。天板とかスライドレールは別のところに頼んでいるので、この図には入ってないよ。今回の机ですけど、基本単純な形、だと思う。
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_アルミフレーム_UnitDesign

手前の四角いのが鍵盤をのせるパーツ。これをスライドレールで本体に接続。

三本のフレームは天板の補強用。88鍵乗せる机になると、どうしても奥行きに対して幅が大きいので、板のたわみが心配。スライドさせる手前の板用に2本、固定する天板用に1本使用しました。ちなみにこのフレームだけ、板の色に合わせて「黒マイト処理」?だったかな?黒いフレームを選択。わかりにくいかな?? なかなか渋い色ス。
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_アルミフレーム_黒マイト

このソフトを使うといいのは、まずやっぱり完成品のイメージが見えること。あくまで産業用なんでキレイなレンダリングはしてくれないけどね。

実は一番便利なのは、特殊加工の指定書とか部品表とかが自動で生成されること。完成品のイメージを追求するだけで、どの種類のフレームを何cm注文すればいいかが全部一覧表になるのは超便利。これだけのためにも、ソフトについてくるチュートリアルを地道に勉強する価値はあるよ。自分で発注書書いたら絶対どっかで間違えそう。
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_アルミフレーム_レイアウト

こちらは特殊加工の指定書。
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_アルミフレーム_特殊加工

これは部品表。こんなのが勝手に作られるわけ。
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_アルミフレーム_部品表

もちろん、これ使って基本骨格を設計するときには、自分にとって最適なサイズ(持っている鍵盤の採寸、好みの高さ、奥行き、などなど)をしっかりつめておく必要があるよ。設計しながら微調整することはあると思うけど、やっぱ基本イメージができてないと、いきなり設計はきついと思う。
採寸とかサイズ決めのコツは別のエントリに書くね。後数回のアップデートで製作記事完了の予定です。

あ、もしこの設計ファイルほしかったらあげます。
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2010-02-22 23:26:28

アルミフレーム(1)

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最初のエントリで紹介した自作デスクですが、「どうやって作るの?」という声をいただいてるので、数回に分けて作り方を説明するよー。

今回は、骨格となるアルミフレームのご紹介。。。

てかこれ、かなりおすすめです。正確には「標準アルミフレーム」とか「アルミ構造材」というらしい。もともと産業用なんだけど、むしろ産業用だけあって、剛性感もあるし、設計の自由度も高いし、オプション品も豊富だし、スライドレールなんかの汎用部品との組み合わせもすごく柔軟。

とりあえず調べた中で一番ラインアップが豊富なのがここ。
http://www.sus.co.jp/
その中でも一番パーツが充実してるのがこれ。
http://fa.sus.co.jp/products/sf/

まあ基本構造はとてもシンプルなので、こちらをごらんあれ。。。

これが素のフレーム。あまりパーツなので30cm弱の短いやつです。
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_アルミフレーム

フレームのそれぞれの面に溝が切ってあるんだけど、この溝に「ナット」を入れることで各部品をつなぎあわせることができる。

今から二つのフレームをつないでみる。
一番ちっこい部品が「ナット」。
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_アルミフレーム接続

まずナットを片側のフレームに差し込む。
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_アルミフレーム_接続

このあたりかな。
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_アルミフレーム_接続 width=

ブラケット(接続する部品)をつけてレンチで仮締め。
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_アルミフレーム接続

もうひとつのフレームにもナットを入れて、おなじようにレンチで仮締め。
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_アルミフレーム_接続

位置が決まったら本締め。。。簡単でしょ??
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_アルミフレーム_接続

ほかにも垂直に部品を接合するブラケットやジョイントは何種類もある。それぞれ外見や耐荷重のスペックが違う。写真のやつはDブラケットといって一番安いやつ。でも、見た目もそんなに悪くないし、剛性も十分。何より手軽。

ナットにはバリエーションがあって、M4~M8(M4=4ミリ径のねじ穴)のサイズと、先入れと後入れが選べる。この後入れナットのおかげで、フレームを組んでから柔軟にアクセサリやシステムの拡張ができる。写真は先入れのM8と、後入れのM8とM4。分かりにくい? たとえばスライドレールはM4のナットを使ってフレームにとりつける。
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_アルミフレーム_ナット

フレーム自体にもバリエーションがある。たとえば、自作デスクの横のフレームには、2面しか溝を切ってないのを使ってる。露出する部分をフラット面にすることで、デザイン性を高められる。
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_アルミフレーム_フラット面

ほかにもRがついたフレーム(写真手前、前面のサイドに使用)とか、いろいろあって楽しいので、ぜひカタログを見てみて。

ちょっと感動するのは、「ダクトカバー」というオプションがあって、ケーブルが収納できること。
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_アルミフレーム_ダクトカバー
ちょっと分かりにくいけど、奥の方、フレームに沿ってカバーをつけていて、中にケーブルを通してる(電源系とオーディオ系で分けてる)。

何かマニアックすぎたかもしれないけど、自作に興味ある人なら、なるほどこりゃ便利と思ってもらえるんじゃないかなー。

後は採寸と設計。設計ができちゃえば、あとは希望する長さのフレームを発注するだけ。
次回は、このフレームのメーカーが無料で提供している専用CADソフト(!)をご紹介。。。ちょっと敷居が高いけど、設計から部品表の作成までできて超便利スよ。
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2010-02-22 00:10:41

自作DTM机の紹介

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***現在、DTMデスクはVer 5.0になっています。最新フォトギャラリーはこちら***


アルミフレームとスライドレールを使った自作DTM机です。

こだわりポイント:
1.鍵盤を使わないときは、フツーのデスクになること(鍵盤をスライド収納)
2.柔軟にレイアウトが変えられること(演奏と制作をちゃんと両立させたい)
3.すっきりデザイン


まず、フツーの机モード。鍵盤を奥にスライドさせて、天板を前に。
ウェブ見たり、仕事したり、に。
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_フラット机モード(1)

$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_フラット机モード(2)

鍵盤だけモード。鍵盤をマスターキーボードとして使うときはほぼこのモードでおk。
何となくグランドピアノ風な雰囲気?が気に入ってる
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_鍵盤だけモード(1)

$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_鍵盤だけモード(2)

そんで、デジピいじりモード。デジピのパネルをさわりたいときは、鍵盤を前に出して、天板を奥に動かす。DTMするときはこのポジションが多いかな、
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_デジピパネルモード(1)

$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_デジピパネルモード(2)

うー、とりあえず、完成品はこんな感じ。
使った材料とか、製作方法とか、今後アップデートとゆうことで。。。
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