アジャイルメディア・ネットワークが主催するブロガー向けイベント「オープンプレスカンファレンス」に行ってきました。今回のテーマはひと月ほど前に突然発表になり話題をさらった秋葉原発の新ブランド、UPQ(アップ・キュー)です。
UPQ は、「生活にアクセントと遊び心を。」をコンセプトとした、家電・家具の新ブランドです。 今回のイベントではブランドの紹介に加え、最新のAndroid OS「Android 5.1」を搭載した LTE 対応 SIM ロックフリースマートフォン、HDCP 2.2に対応した超大型 4K ディスプレイ、BAドライバ採用の高音質イヤフォンをはじめとし、デザインコンシャスなリビングチェア、バッテリーを内蔵したスーツケースなどの製品をご体験いただけます。
発表された時からずっと気になっていた私の一押し商品はズバリ!スマートフォン・GoPro向けの三軸ジンバルです。
三軸ジンバルって何?
もともとドローンでの空撮現場で主に使われていたもので、激しく揺れるカメラをジャイロとモーターを使いブレを補正する機械のことです。
以前は映画撮影用の大型のものしかなく、価格も当然とんでもないものだったのですが、近年GoPro等カメラの小型化と、ブラシレスモーターの普及でかなり求めやすい価格になりました。
映像制作マニアの中では結構有名な商品なのですが、中国のメーカーが多いので購入は個人輸入がほとんど。今回UPQが国内での販売・サポートを正式に行うということになれば導入のハードルが一気に下がることになります。映像制作に興味のある人にとってはかなりの福音となるのではないでしょうか。
UPQ Q-camera ES02/ES03
今回発表されたジンバルは2種類。4.7インチスマホに対応し、延長バーをつけられる「ES02」と、GoProや5.5インチスマホが取り付け可能な「ES03」です。
ES02の特徴はやはり延長バーの存在。スムーズなカメラアングルの移動に威力を発揮しそうです。
ES03はグリップ大きめで、大型のスマホでも余裕がありそうです。親指の位置にあるボタンでチルト(上下の角度)を調整することができます。
ES02を実際に動かしてみました。かなり乱暴な動き…というか普通しそうにないタイプの動きでもiPhoneの水平が保たれているのがわかると思います。追従性も滑らか。これが日本でそのまま買えるのはかなりのインパクト。
他の商品も面白そうなモノが沢山
Q-Camera ACX1
いわゆるアクションカム。マウントはGoProのものと互換性があるようです。GoProのアクセサリはサードパーティ含めてかなり充実しているので、あえて乗っかるのは賢明な判断です。
最近GoProはかなり強気の価格設定で、ちょっと試してみようという人には敷居が高くなってきています。ちょっとアクションカムを試してみたいという人にはうってつけじゃないでしょうか。
Q-gadget KB01
ガラス製の透明キーボード。見た目だけで結構ソソるものがありますよね(笑)
トラックパッドとして使うこともできるようです。
Q-music BS01
スマホの音楽も楽しめるBluetoothスピーカー。ブルー×グリーンの曲面がとにかく綺麗です。インテリアに良さそう。
UPQ Phone A01
報道ではこれが一番人気みたいでしたが…うーん個人的にはあまり(苦笑)Android自体そんなに使わないってのもありますが。しかし14,500円という価格はすごいね。この値段ならサイト検証用に持っててもいいかも。
「泥臭いモノづくりが好き」UPQについて
さてこちらの新規メーカー、UPQ。
正直ラインナップいきなり増やしすぎでは?と思わないこともなかったのですが、代表取締役の中澤さんのお話を聞いて納得。
携帯を作りたくてカシオ計算機(のちNECカシオ)に入社したものの、ジレンマを感じていたそうです。 カシオを退社後、ハッカソンでCerevoの岩佐琢磨代表と出会います。これが縁で製品の品質管理などを委託することになったとか。世の中何がどう転ぶかわかんないね。
何度か強調していた言葉に「泥臭いものつくり」がありました。こういうのは憧れるよなあ。大変そうですけど。
というわけでUPQのオープンプレカンスファレンス、三軸ジンバル要素多めでした。ではでは。
家電ベンチャーCerevoが語る 「クラウドファンディング」最前線 (週刊アスキー・ワンテーマ)<週刊アスキー・ワンテーマ> (―)
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2013/07/25
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (2件) を見る