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【軍事ワールド】
ステルス機を「丸裸」にする次世代レーダー 中露も視野に日本で研究中
ところが、コンピューターによる空力補正と翼の大型化、強力なエンジンの搭載などの改良が加えられ、77年にF-117「ナイトホーク」として初飛行に成功。闇夜、レーダーに映らず突然現れ、敵中枢をピンポイントで爆撃して消えていく-。レーダーによる防空網は無力となり、「矛」と「盾」の力関係は逆転した。
無敵の“猛禽”を捕捉できる?
そして今や最強とされるステルス機の最新版が米空軍のF-22「ラプター」(猛禽類)だ。米空軍などによると、部隊配備間もない06年6月に行われた模擬空中戦では、12機のF-22が108機の戦闘機「F-15イーグル」などを撃墜し、100%完勝した。07年の模擬戦で初めて「撃墜判定」を下されたが、総合スコアでは121機を撃墜し、被撃墜は1機だけだった。
演習で一方的に負けたF-15は日本の航空自衛隊の主力戦闘機と同じタイプの高性能機だが、それを易々と撃墜していくF-22の強さは、演習相手のパイロットから「卑怯だ」と言われるほどだった。
今回の次世代レーダー開発は、この最強のF-22ですら捉える可能性を秘めている。
非ステルス機のF-16の場合、通常、レーダー画面には約5平方メートルの大きさの物体として識別される。
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