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【軍事ワールド】
ステルス機を「丸裸」にする次世代レーダー 中露も視野に日本で研究中
同じ頃、核兵器を搭載して敵地深く侵入する目的で開発が始められた米国の戦略爆撃機「B-1」は、レーダーの電波をかいくぐるべく、地表近くを飛ぶことを前提としていたが、さらにこうした攻防の陰で、根本的に発想が異なる、レーダーに映らない「ステルス機」の開発が始まった。
「ホープレス・ダイヤモンド」の登場
レーダーの探知からいかにして逃れるか。
そもそもレーダー探知とは電波を発信し、物体に当たって跳ね返ってきた電波を分析して、その位置を特定する技術だ。では、鏡で光を別方向へ反射させるように、レーダーが戦闘機に発する電波をすべて別方向へ跳ね飛ばせばいいのではないか-。
米航空機メーカー・ロッキード社が当時最先端のコンピューターを駆使して1975年から設計を始めた機体は、こうした理屈で、潰れたダイヤモンドのような形の機体となった。
理論上、電波を跳ね飛ばすことを前提とした形であったため、研究者の間では「これでは飛ぶわけがない」という別の難題が持ち上がり、計画機は「ホープレス・ダイヤモンド」(希望のないダイヤモンド)と呼ばれた。
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