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【軍事ワールド】
ステルス機を「丸裸」にする次世代レーダー 中露も視野に日本で研究中
レーダー開発とステルス機
現在、アジアの空軍力のバランスをめぐり、日米が脅威の1つとしているのは、中露のステルス機開発だ。ロシアはT-50(別名PAKFA)、中国は殲(せん)20と殲31を開発中だ。実戦配備までにはまだかなりの年数がかかるとみられているが、日本も対策を迫られているのは間違いない。
日本領空での航空自衛隊による緊急発進回数は、26年度には943回。冷戦中の昭和59年度(944回)の数字に匹敵しており、うち中国軍機に対する発進は過去最多の464回(前年比49回増)。対ロシア軍機への発進も473回を数えた。今後、こうした中露の「挑発的飛行」にステルス機が用いられる可能性も皆無ではない。
レーダーの開発史を振り返ると、第二次大戦初頭には実用化され、基地や都市を守る「盾」としての役割を確立した。当時、戦闘機や爆撃機などの「矛」に対する防衛力は大きかった。
1960~70年代に入ると、地対空ミサイルもすでに開発され、ベトナム戦争では、米軍も北ベトナム軍のレーダー基地対策に苦心した。うかつに飛べばレーダー探知で、敵のミサイルが束で飛んでくるからだ。
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