安倍吉俊先生のデビュー20周年に合わせ、上記記事の通りlainとかのBD-BOXが再販されるそうなのですが、TEXHNOLYZEがやっぱりBD化されなくて悲しみに暮れている人間のうちの一人です。TEXNOLYZEは「テクノライズ」と読みます。
TEXHNOLYZEの面白さをもっといろんな人に知ってもらって見てもらって人気出してもらってBD-BOX出して欲しいので紹介記事を書きます。*1
なお、2015年8月時点で公式配信が無いようなので、合法的に安価で見る方法としてはレンタル、もしくは北米版DVDを買う。この2種類しか無いものと思われます……でもみんな見て……もしくはうちに来てもらえればDVD全部あります。勿論初回限定版。
とりあえず5話まで見て
1話とか超セリフが少ない上に5話までつまんないと思います。つまんないとか言ってすいません。つまんないっていうか……分かりにくい。でも5話でターニングポイントが訪れるのでとりあえず5話まで見て欲しい。そんでもって10話まで見たらYou can't stop……になると思う。ならない!?なるでしょ!!?半端はダメだ!!!!!!
ていうかどういうアニメか説明してなかったですね。詳しくはググるなりなんなりして欲しいんですが簡単にまとめると
ほとんど男しか出てこないド鬱近未来任侠SF
という感じですかね……。ほんと女っ気が薄いし最初から最後まで陰鬱なんでそういうの嫌いな人は見なくていいです。好きな人はハマると思う。更に言うと任侠萌えな腐女子の人は見ると良いと思います。
あーあと公式サイトのDATABASEには最下層にひどいネタバレがあるんで視聴前には見ないことをおすすめします。って言われて見ない人いないですよね。でも新鮮な気持ちで触れたいなら先に見ないで……。
TEXHNOLYZEとわたし
ご多聞に漏れずserial experiments lainが好きで、その流れで見てTEXHNOLYZEも好きになりました。灰羽とかニアよりこっちの方が好きです。
lainはアニメリアルタイムで見てたしPS版のゲームも発売当時にクリアしてるしBD-BOXも初回発売時に買ってます。まあlainの話は今回はいいや。
TEXHNOLYZEもリアルタイムで見てて、当時感想を同好の士と分かち合いたかったために、キーワードリンクのあるはてなダイアリーを使い始めたのでした。過去ログ消しちゃったからもう外からは読めないけどそんなわけで私がはてなユーザーになるきっかけになった作品でもあります。あとこれのOPで気に入ったから2007年のフジロック行った時もJUNO REACTOR見た。
この作品のどこが好きかというと「未来は残酷で美しい」というキャッチコピーに代表されるような、美しくも静謐な陰惨さというか……いやもうカッコつけた文章書いても仕方ない。
とにかくこのタイトルに惹かれてこの記事読んじゃった人は元からTEXHNOLYZE気になってた人だと思うんで、まだ見たことないならとりあえず5話まで見てください。
あとアニメ版Steins;Gateは同じ浜崎監督なんで、ちょこちょこTEXHNOLYZEと似た雰囲気を感じられて私は嬉しかった。個人的にアニメ版シュタゲで最もテクノライズイズムを感じるのは終盤20話「怨嗟断絶のアポトーシス」で萌郁やMr.ブラウンと工事現場横で話すシーン。空気が生暖かそうでTEXHNOLYZE地上編と似たものを感じるし根底に流れる乾いた絶望感も似てる。
シュタゲは今MXで再放送やってます。*2
TEXHNOLYZEもう見たことある人向けの話
ここから先は見たことある人向けの話なんで見てない人は見てから読んでください。クローズドで保存してる12年前の感想を適当に掘り返して貼ります。
・同じジェネオンなんだからマリみての時にTEXHNOLYZEのCM流して欲しい*3
・実写化するとしたら水野先生は船越英一郎、遠山は松田龍平で。
・肉体欠損だの893さんの抗争だの何だの言いつつも、結局取り扱っていたのは少年が親を乗り越えるという普遍的なテーマだった
・回を追うごとに櫟士が人間らしくなっていくのがとても嬉しかった。大西に恩義を感じて大親分をおんぶして逃げ回る回とか。
・櫟士がネクタイのこと「クビ締めるやつ」って言うのすげー面白い
・木俣の最期泣ける……!心・身・誠・救・済!
・「わざと肉体を傷付けたり刺青を入れたりするのは暗に血縁関係を否定する事に繋がるんだそうです。……喜んでテクノライズしましたよ……。俺はあいつとは違うんだ、って……」
・「あなたを憎む気持ちもない……。むしろあなたが好きだ。……。……だから、自分で殺したい」「そうか」って……。 (「あなたを殺したい」「そうか」っていう会話自体ありえん)
・TEXHNOLYZEが面白すぎて秋以降どう生きて行けばいいか分からないからとりあえず就活する*4
これ北米版って死亡字幕入ってるのかな?(国内版だと映像特典として、人が死ぬ時に「死亡字幕」と称されるテロップが流れる。お遊び要素です)
当時北米版公式サイトちょーーーーカッコよかったのにもうドメイン乗っ取られて別サイトになってる……(リンク貼らないので各自探してください)
ていうかこの最終回バージョンの蘭がジャケ絵なのほんと勘弁してください。
TEXHNOLYZE サウンドトラックCD THE MAN of MEN
- アーティスト: TVサントラ,浦田恵司,溝口肇
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2003/10/24
- メディア: CD
- クリック: 5回
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このアニメは本編のシリアスさと他でのお遊び要素の落差が激しく、このサントラは初回限定特典でフンドシがおまけについていた。なんでフンドシなのかは第13話を見れば分かります。 *5
この櫟士が安倍先生の描く男の中で一番かっこ良い男絵だと思う。
あと今回久しぶりに 「TEXHNOLYZE」でググってみたら2ちゃんのスレが続いてて感動しました。書き込まないけど昔よくROMってた。当時は殺伐とした作品イメージに合わせて「氏ね」とか「ヴァカ」とか挨拶するのがスレのローカルルールになってたんだけど今は流石にそうじゃなかった。