機械
イシダ、寄生虫アニサキスのみ青く発光させる検査装置を開発−専用ブラックライト開発
【京都】イシダ(京都市左京区、石田隆英社長、075・771・4141)は、魚やイカなどに寄生するアニサキスのみが光る波長領域の光源を選定したアニサキス検査装置を開発した。流通・小売り向けに8月末をめどに発売する。食の安全・安心への対策が高いレベルで求められる中、従来は難しかった寄生虫対策の検査製品として売り込む。
アニサキス検査装置「アイ・スペクター」
イシダが手がけたアニサキス検査装置は「i―Spector(アイ・スペクター)」。京都大学で生物センシング工学を専門とする近藤直教授のアドバイスを受けて、アニサキスが青く光る波長の紫外線(UV)光を発するブラックライトを開発した。
ブラックライトが2本入った装置に載せた魚を、UVカット樹脂の透明窓を通して見ると、光ったアニサキスが確認できる仕組み。
アイ・スペクターは特許出願中で、価格は20万円(消費税抜き)。店舗のバックヤードで魚を加工する際の寄生虫確認用として売り込む。すでに複数の小売り大手への納入が決まったという。
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