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[東京 24日 ロイター] - 週明け24日の東京市場では、日経平均は前日比で一時900円超安と株安が進行。中国経済の減速をきっかけとした世界景気への懸念が広がり、前週末の欧米株の大幅下落を受け、主力株への売りが継続した。
また、日中の株安を受けてドル/円も約1カ月半ぶりに一時120円台に突入し、下値を探る展開となった。
市場関係者のコメントは以下の通り。
●処分売りは一巡、相場安定には時間必要
<岡三オンライン証券チーフストラテジスト 伊藤嘉洋氏>
日経平均は後場1万8500円台まで調整し、目先の処分売りは一巡したとみている。信用取引の追い証(追加担保差し入れ)発生に伴う投げ売りも出て、セリングクライマックス的な商状といえる。騰落レシオ、25日移動平均線かい離などテクニカル面だけでなく、バリュエーション面でも売られ過ぎは明らかだ。日経平均は2007年7月9日終値1万8261円が強い下値支持線になる。ここからの値幅的な調整は限定的だろう。もっとも、不安心理が残っている間はリバウンド余地も少ない。相場が落ち着くには時間が必要になる。
●個人の追い証発生懸念で建玉整理
<楽天証券 シニアマーケットアナリスト 土信田雅之氏>
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