24日、日中問題・中国問題を中心に評論活動を展開する評論家・石平氏が自身のTwitterで、安全保障関連法案に反対する学生団体「SEALDs(シールズ)」の暴言に苦言を呈した。

シールズの代表・奥田愛基氏は23日、連合が主催した国会前の反安保関連法案集会に参加し、安倍晋三首相に退陣を要求した。

奥田氏は、約6分間にわたるスピーチの中で「権力者が憲法違反のことをしたらどうなりますか。政治家をお辞めになるしかないでしょ。それかクーデターですよ。そのようなことが起こってるんですよ」などと危機感を煽り、安倍首相について「『どうでもいい』なら総理を辞めろ」「バカか、お前は」などと強い口調で批判した。

石平氏はこの翌日、Twitterで「シールズの奥田愛基氏は国会前の集会で、安倍首相のことを『バカか、お前は』と罵声を浴びた」とこの件について触れ、「相手が首相であろうと民間人であろうと、公の場でそんな汚い言葉で人を罵倒するのはあまりにも乱暴すぎる」と批判した。

さらに「一人前のまともな人間にすらなり損なったこのような若者に戦争とか平和とか語る資格あるのか」と語り、シールズの活動自体に疑問を示した。
石平氏の気持ちはなおもおさまらないようで、同日18時には再度この件に触れ、「主義主張の問題以前に」と断った上で「20代そこそこの人間が60代の年配者を『お前』と呼んで『バカ』と罵ったことは、粗暴と傲慢以外のなにものでもない」と指摘し、「彼らは一体何を持って、自分たちにそれほどの傲慢と粗暴は許されると思っているのか」と疑問を投げかけている。
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