川内原発:再稼働反対 九電本社前の集会に100人参加

毎日新聞 2015年08月10日 11時24分(最終更新 08月10日 11時36分)

九州電力本店前で原発の再稼働に抗議する人たち=福岡市中央区で2015年8月10日午前10時40分、津村豊和撮影
九州電力本店前で原発の再稼働に抗議する人たち=福岡市中央区で2015年8月10日午前10時40分、津村豊和撮影

 九州電力川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働が11日にも見込まれる中、再稼働反対を訴える集会が10日、福岡市中央区の九州電力本社前であった。平和を考える世界1周の船旅を運営するNGO「ピースボート」など複数の民間団体が主催し、市民約100人が参加した。

 集会は午前10時過ぎに始まり、ピースボートの吉岡達也共同代表は「広島、長崎の被爆を体験した国民として、原発に頼らない脱原発の世界を作りたい」と訴えた。参加者は「再稼働NO!」などと書いた横断幕を掲げ、「原発いらない」「原発から子供を守ろう」とシュプレヒコールした。

 九電本社前で座り込みを続ける福岡市博多区の青柳行信さん(68)は「私たちは、原発と人は共存できないことを福島の原発事故から学んだ。声を上げ続けて再稼働を止めたい」と話した。【川上珠実】

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