長崎原爆の日:鎮魂と平和祈る灯、川面を染め

毎日新聞 2015年08月09日 19時36分(最終更新 08月09日 23時03分)

浦上川で行われた原爆犠牲者を慰霊する「万灯流し」=長崎市で2015年8月9日午後7時46分、矢頭智剛撮影
浦上川で行われた原爆犠牲者を慰霊する「万灯流し」=長崎市で2015年8月9日午後7時46分、矢頭智剛撮影

 長崎原爆の日の9日夜、長崎市の爆心地近くを流れる浦上川に手作りの灯籠(とうろう)を流す「万灯(まんとう)流し」があった。長崎原爆殉難者慰霊奉賛会が主催。約1500個の灯が川面を彩り、犠牲者の魂を慰めた。

 原爆投下後、浦上川には熱線や爆風でやけどを負った人々が水を求めて集まり、大勢がそのまま亡くなったとされる。灯籠は地元の小学生らが作製。「へいわ」などと書かれた灯籠がゆっくりと流れていく様子を多くの人たちが見守った。【竹内麻子】

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