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北朝鮮通告期限、今夕に迫り厳戒 韓国「再度挑発なら対価」

 【ソウル=中村清】韓国と北朝鮮が軍事境界線一帯で砲撃戦を展開した問題で、北朝鮮が韓国に通告した宣伝放送の中止期限が二十二日午後五時(日本時間同五時半)に迫り、南北間の軍事的緊張が高まっている。

 聯合ニュースは二十二日、韓国軍消息筋の話として、北朝鮮軍が拡声器への攻撃準備として非武装地帯(DMZ)に武器を配置し、後方部隊にも動きがあると報道。

 朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省は二十一日夜、「全面戦争も辞さない立場だ」などとする声明を発表した。

 北朝鮮が設定した期限について、韓国国防省は二十一日、韓国時間の午後五時(日本時間同)と説明したが、声明は「平壌時間で二十日午後五時に韓国に対し、四十八時間以内に中断・撤去しなければ軍事的行動に出ると最後通告した」と説明し、北朝鮮時間が基準と主張。北朝鮮は今月十五日から新たに「平壌時間」を導入したため、日本や韓国と三十分の時差が生じている。

 一方、韓国の韓民求(ハンミング)国防相は二十一日夜、国民向け談話で、韓国軍の対北宣伝放送は「(北朝鮮の)地雷挑発に対するしかるべき措置だ」と主張。

 さらに、北朝鮮が再び挑発行為に出た場合は「わが軍は断固懲らしめ、厳しい対価を払わせる」と強調した。

 

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