エリオンのココロ
「わからない?」 「えぇ……わからない」 「それじゃ、なぜ歌ってるの?」 すると彼女は振り向き、寂しさを湛えた表情で答えた。 「……歌っている時だけ、//
その余りにも鋭い眼光を宿しているが故に、〈悪魔〉と揶揄され恐れられてきた少年、恭介。彼はある日、この世ならざる美貌を持つ〈悪魔〉の少女、藍浬と出会う。彼女は言//
俺には、椎名あかねという名前の幼馴染がいる。 茶色がかった腰までのもっさりロングヘアが特徴的で、そこそこ綺麗な……。 「ひ~~ろきぃぃぃ!!」 「って言うか、//
死の神の巫女マリアベルは、薄暗い神殿で己と共に使命の旅に出る勇者の到来を待っていた。 世は百年に一度の神話祭。 神の代行者たる巫女が供たる勇者を連れて世界//
「小説を書きたい」あなたへ捧げる執筆技術向上講座です。 想像を膨らませて物語を考えるのはとても楽しいことですが、それを他者へ伝えるにはちょっとした技術が必要に//
この世に終わらないものがないように、多分、変わらないものだって、何一つとしてない。 皆、ゆっくりと少しずつ何かを失いながら、それぞれの幸せを……。 「動物//
かつて滅びた死者の街。 そこには1人の子供と、3人の不死なる者たちが存在した。 かつて英雄であった不死者たちに養育される少年、ウィル。 技を継ぎ、知識を継ぎ//
古都の路地裏に一風変わった店がある。 居酒屋「のぶ」 これは、一軒の居酒屋を巡る、小さな物語である。
世界を救う為、救世主を召喚せよとの命を受けたサイトピア国宮廷付きのダマヤ。 だが、ダマヤが手違いで召喚したのは「ハナシカ」だった。 これは、一人の噺家が落語で世//
黒い帽子、黒いジャケット、黒いズボンを纏った死神と呼ばれた男。 彼は何を思い、何のために生きるのか。 この物語はそんな死神と呼ばれた男と人々の交流を描いた物語//
僕と彼女の軽口は、これからも変わらず続いていく。 「だから最後に……。ねぇ、何か軽口たたいてよ。とびっきりのヤツを」
最近、サバの水煮を誤って飲む人が続出しています。 確かにサバの水煮は現代人に必要なミネラルや、たんぱく質を多分に含んでいます。 栄養補給やダイエット、子//
大陸の西方に、神様を大事にする王国がありました。 これは私たちの住む世界とは少しだけ異なった世界の、若い王様のお話です。 *小学校修了課程で習わない漢字//
20XX年4月25日。愛知県名古屋市の「南山動植物園」に、隕石と思われるものが落下。その日を境として、” 怪物 ”の目撃情報が市内で増加すると共に、奇妙な事件//
彼女が八十八個の黒と白の鍵盤と向き合い、指を走らせるや否や―― 静寂の中に現れた旋律は、一瞬にして、体育館の色を塗り替えた。 「ノゾムくん! 駄目だよ、夢//
想い出はどんなに些細な物であっても、触れた途端に奔流となって胸を流れる。 熊本城の天守閣を背景にして、佇む二人の写真。 身を切る寒さに包まれた、高校三年の冬―//
34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//
小学生の頃、日本は自由で平等で、民主的な国だと教わった。 でも中学生になれば、そんなのただのお題目で、嘘っぱちだと分かる。 頭がいいヤツもいれば、容姿が整って//
立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花、そして目を合わせれば恐怖の大王。 絶世の美少女の素質を持ちながらも、その目付きと気配から周囲に恐怖される少女が異世界に強制//
しばらく不定期連載にします。活動自体は続ける予定です。 洋食のねこや。 オフィス街に程近いちんけな商店街の一角にある、雑居ビルの地下1階。 午前11時から15//
私も彼女と視線を揃えるように、同じく窓を見た。 フィレンツェの黄昏は、硝子を通じて部屋に舞い降りてくる。 「夕陽の光は、優しいですね」 レナが目を細めて、問//
魔法が使える者だけが通える、特殊な学園に強制入学させられた三葉(みつば)。その日々は、ただただ地獄だった。落ちこぼれてクラスメイトにはハブられ、無理矢理ペアにな//
大陸東部辺境のテルシア家に長年仕えた一人の騎士。老いて衰え、この世を去る日も遠くないと悟った彼は、主家に引退を願い出、財産を返上して旅に出た。珍しい風景と食べ物//
彼女は自由奔放で、感情豊かで、欲望や執着心に乏しい性格をしていた。だが掴み所がなく、どこか人生を悟達した様な態度を見せるかと思えば、鯉の死に涙ぐむ事も。 そん//
宇宙に浮かぶ無数の都市型居住区、その一つのなかには星雲連合に加盟する様々な星の出身者が通うエリート校『オリオン・アカデミー』が存在する。 これは、地球人と//
田舎の川辺に佇んでいたら、正体不明の女からドロップキックを食らって、川にふっ飛ばされた件について。
悪の組織に入って、世界を征服しませんか? それは、絶賛ニート中の青年、小森寧人(こもり ねいと)が見付けた不思議な求人広告だった。 この広告を//
プリンセス。それは無味乾燥な歴史に飾られた、一輪の花。 一国における平和と繁栄のシンボル。王朝の命脈を未来へと紡ぐ使命を負った、まばゆき存在。 エルトリア国第//
「全日本、もう帰りたい協会?」 男が僕にもたらしたその小さな出来事は、十数年を経た今でも、しばしば思いだされる。それによって僕は、よく分からない生きる活力を与え//
これは村娘の私が魔王と呼ばれる存在となり、勇者に倒され、処刑される。 悲劇とも喜劇ともつかない、悲しくも愛しくもない、そんな話だ。 「村さえ……なければ…//
小学校お受験を控えたある日の事。私はここが前世に愛読していた少女マンガ『君は僕のdolce』の世界で、私はその中の登場人物になっている事に気が付いた。 私に割り//
薬草を取りに出かけたら、後宮の女官狩りに遭いました。 花街で薬師をやっていた猫猫は、そんなわけで雅なる場所で下女などやっている。現状に不満を抱きつつも、奉公が//
両親を失いながらも騎士に憧れ、自らを鍛錬する貧しい少年ウィン・バード。しかし、騎士になるには絶望的なまでに魔力が少ない彼は、騎士試験を突破できず『万年騎士候補//
異世界に迷い込んだ、二人の男女。 流転する運命に弄ばれ――彼らは―― 「お前、自分の女を助けたいんだろ? なら俺がお前を助けてやる」 「唯笑(ゆえ)、笑ってく//
「さぁ、俺より強いやつに会いに行こう!」 対戦格闘ゲームのブームが去って数年、細々と経営を続ける街のゲームセンターの片隅で、磨きぬいた技術を競い合う格闘ゲーマ//