08月24日 12時44分
24日午前、川崎市の日鉄住金鋼管の川崎製造所の解体作業中の倉庫で火災があり、隣接する花王の川崎工場の一部にも延焼しているということです。
現在、消防が消火活動を進めていて、今のところ、逃げ遅れやけが人などの情報は入っていないということです。
24日午前11時35分すぎ、川崎市川崎区浮島町の日鉄住金鋼管の川崎製造所の解体作業中の倉庫から火が出ました。
激しい炎と黒い煙が上がり、消防車17台が出て、現場で消火活動を進めていますが、消防によりますと隣にある大手日用品メーカー「花王」の川崎工場の一部にも延焼していて、従業員およそ600人が敷地内の安全な場所に避難しているということです。
警察や消防によりますと、今のところ、逃げ遅れやけが人などの情報は入っていないということです。
警察によりますと、火が出たのは倉庫の中にある海水を濾過するための設備とみられますが、稼働していたかどうかはわかっていないということです。
日鉄住金鋼管の川崎製造所の倉庫の中には、LPガスのボンベが入っているということです。
日鉄住金鋼管のホームページによりますと、川崎製造所は敷地面積が2万800平方メートル、建屋面積が1万2000平方メートルあり、鋼管の製品を生産していて鋼管をつくるラインや製品の倉庫、試験室などがあるということです。
炎上している工場は、羽田空港に隣接する川崎市の工場街にあり、空港の国際線ターミナルからは多摩川を挟んでおよそ1キロの距離にあります。
国土交通省や航空会社によりますと、現在のところ旅客機の離着陸のルートには煙が流れていないため、視界が悪くなるなど、運航への影響はないということです。
航空各社では、今後の風向きに注意しながら、運航を続けるとしています。
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