安倍首相:「戦後70年談話、英知を結集して書き込む」

毎日新聞 2015年08月06日 11時46分(最終更新 08月06日 13時09分)

記者会見する安倍晋三首相=広島市中区で2015年8月6日午前10時29分、山田尚弘撮影
記者会見する安倍晋三首相=広島市中区で2015年8月6日午前10時29分、山田尚弘撮影

 ◇広島で会見 「歴史認識、歴代内閣を全体として引き継ぐ」

 安倍晋三首相は6日午前、広島市内で記者会見を開き、14日の発表を調整している戦後70年談話について、戦後50年の村山談話、戦後60年の小泉談話に触れ、「歴史認識に関する歴代内閣の立場を全体として引き継ぎ、戦後70年談話はそれを前提として作成する」と強調した。その上で「先の大戦への反省、戦後の平和国家としての歩みなどについて、世界に発信できるようなものを、英知を結集して書き込む」と述べた。

 一方、公明党の山口那津男代表は6日午前、広島市での記者会見で「国民からも国際社会からも重みのあるものと受け止められる。内閣として最終的に判断してほしい」と述べ、閣議決定することが望ましいとの考えを示した。内容については「歴代内閣の考え方を継承するとの趣旨が国民にも、中国、韓国、欧米も含めた国際社会にもしっかり伝わるものでなければならない」と指摘。「首相から相談があれば必要に応じて意見は申し上げたい」と語った。【当山幸都、横田愛】

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