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安倍首相 ロシア首相の北方領土訪問「極めて遺憾」
8月24日 12時29分

安倍首相 ロシア首相の北方領土訪問「極めて遺憾」
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安倍総理大臣は参議院予算委員会の集中審議で、ロシアのメドベージェフ首相が22日に北方領土を訪問したことについて、「極めて遺憾だ」と述べたうえで、領土問題の解決に向けてプーチン大統領との対話を継続し、交渉を続けていく考えを示しました。
参議院予算委員会は24日、「内政・外交の諸問題」をテーマに集中審議を行っています。
この中で自民党の岡田直樹副幹事長は、ロシアのメドベージェフ首相が22日、北方領土を訪問したことに関連して、「極めて遺憾だが、一方で北方領土問題は関係者の方々が高齢になっており、進展させるため、いかなることが生じても、日ロの首脳のチャンネルは開いておかなければならない」と指摘しました。
これに対し、安倍総理大臣は「メドベージェフ首相が択捉島を訪問したことは、北方四島に関する日本の立場と相いれず、日本国民の感情を傷つけるものであり、極めて遺憾だ」と述べました。そのうえで、安倍総理大臣は「わが国の国益にとって重要なことは、北方領土の帰属問題を解決し、平和条約を締結することで、問題の解決に向けて両国間で精力的に交渉を進めていく必要があることに変わりはない。今後ともプーチン大統領との対話を継続し、国益に資するよう日ロ関係を進めるなかで粘り強く交渉を続けていく」と述べました。
民主党の小川元法務大臣は、日銀が掲げる2%の物価安定目標について、「アベノミクスを始めるときに『2%を達成しなければ成功しない』という話だったが、達成されていない。できるだけ早い時期に達成できなければ、日銀の責任だ」と指摘しました。
これに対し、安倍総理大臣は「日銀に説明責任が生じる。政府と日銀は、日銀が2%の物価安定目標に向けて金融政策を実行し、政府は財政再建の努力を進めていくと約束を交わした。そのなかで原油価格が暴落したなかでは、当初の目標を達成できないということは、やむをえないと考えている」と述べました。そのうえで、安倍総理大臣は「同時に原油価格の暴落は経済にはプラスの影響を及ぼすわけで、そのなかで目標達成が事実上、難しくなっているということについては、日銀側の説明を理解している」と述べました。

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