厳しい暑さが続くなか、街ではショートパンツ姿の若い女性をよく見るようになった。今年は特に、股下が数センチしかないようなマイクロミニのショートパンツ姿の女性が目立つ。年上の世代が「階段だと、お尻が見えそう!」「目のやり場に困る」と戸惑う一方、履いている本人たちは「歩きやすい」「足長に見せたい」と意に介さない様子。果たして品がないのか、ファッションなのか…。
7月下旬、東京・池袋。デニムのショートパンツで歩いていた女性(34)は、前ポケットの裏地が裾から見えるほどの短さ。股下は数センチしかなさそうに見える。「足が短いので少しでも長く見せたくて」と話す。マイクロミニのショートパンツを履くときには、小さめの下着を履くなど気を使い、ラインが見えないようにしているという。
姉妹で買い物に来ていた、墨田区の専門学校生(20)は黒のデニムのショートパンツ姿。「歩きやすいし、暑いからちょうどいい」と話す。
歩いていると、お尻と太ももの境目が見えそうな短さのショートパンツをはいていたのは、東京都昭島市の高校2年生(16)。「見た目がかわいいので、去年買いました。試着したときにお母さんもいたけれど、『いいんじゃない』って言ってもらえました。お尻は見えちゃうかも、と思うけれどこの長さなら、ぎりぎり大丈夫かな、と思って」と話す。
一緒にいた、埼玉県春日部市の高校3年生(18)は「私も、数年前から短いデニムパンツを持っています」と話す。米国への留学経験がある姉(27)の影響で米国のファッション雑誌をよく読むという。
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