南北高官協議きょう午後再開 「立場の違い調整続ける」

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮軍の砲撃で軍事的緊張が高まった韓国と北朝鮮が南北軍事境界線のある板門店で22日午後6時半から始めた高官協議は最終合意に至らず、23日午前4時15分にいったん中断されたが、同午後3時から再開される。

 韓国青瓦台(大統領府)の閔庚旭(ミン・ギョンウク)報道官は「双方は最近起きた事態の解決策や今後の南北関係の発展策について幅広く協議した」と説明。「双方の立場を検討した後、きょう午後3時から協議を再開し、立場の違いについて引き続き調整していくことにした」と述べた。

 南北は高官協議で、北朝鮮が埋めた地雷で韓国軍兵士が重傷を負った事件や、それを受けて韓国が再開した拡声器を使った宣伝放送、放送を強く批判する北朝鮮による砲撃について集中的に議論したとされる。

 韓国側は地雷事件と砲撃に対する謝罪と再発防止を要求。地雷埋設を否定している北朝鮮側は宣伝放送の中止を求めたとみられる。

 韓国側は朝鮮戦争などで生き別れた南北離散家族の再会や北朝鮮の核問題解決の必要性など南北関係進展に向けた方策を説明したのに対し、北朝鮮側は17日に始まった韓米の定例合同軍事演習「乙支フリーダムガーディアン」(UFG)の中止や、2008年に起きた北朝鮮兵士による韓国人観光客射殺事件以来、中断している金剛山観光の再開、10年の海軍哨戒艦「天安」撃沈事件を受け韓国が同年5月から実施している対北朝鮮制裁措置(5・24措置)の解除を要求したもようだ。

 南北は10時間近くにわたり協議を続けたが最終合意には至らなかった。

 この日午後再開される協議の見通しは不透明だが、南北が対話を打ち切らずに「立場の違いについて引き続き調整していく」と説明しているため、意味のある合意に達する可能性も排除できない。

 協議には韓国からは金寛鎮(キム・グァンジン)国家安保室長(閣僚級)、洪容杓(ホン・ヨンピョ)統一部長官が、北朝鮮からは黄炳誓(ファン・ビョンソ)朝鮮人民軍総政治局長、金養建(キム・ヤンゴン)朝鮮労働党書記(統一戦線部長)がそれぞれ出席している。

 金寛鎮氏は昨年韓国で行われた仁川アジア大会の閉会式に合わせ来韓した黄炳誓氏と昼食会を行っているが、正式な会談は今回が初めて。朴槿恵(パク・クネ)政権発足後では南北の最高クラスの会談となり、意味が大きい。

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