朴大統領は間違っている・・韓国記者の9割が認識、調査結果に「なぜ記事では書かない?」「信頼を失ったのは…」―韓国ネット

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韓国メディア・ブレイクニュースは20日、韓国の記者の9割近くが「朴槿恵大統領の国政は間違っている」と考えているとする調査結果を伝えた。

記事によると、調査は韓国記者協会が世論調査機関に委託し、今月5〜11日に記者300人を対象に実施した。

「朴槿恵大統領は国政をうまく遂行しているか」という質問に対しては、記者の50.5%が「非常に間違っている」、38.0%が「やや間違っている」と回答、合計で88.5%が「間違っている」を選択した。その理由として最も多かったのは「独善・独断」で46.7%だった。以下、「国民との意思疎通が不十分」(35.6%)、「経済政策の失敗」(8.2%)、「福祉・庶民政策が不十分」(6.1%)が続いた。一方、朴大統領の国政を「非常に良い」と回答したのは0.4%、「やや良い」も8.3%にとどまった。

北朝鮮との関係を改善するために朴大統領がやるべきことを聞いた質問では、32.6%が「南北首脳会談の提案」と回答、「5.24措置(天安沈没事件後の対北制裁措置)の解除」が26.1%、「開城工業団地活性化」が19.9%、「金剛山観光の再開」が13.4%、「対北心理ビラ散布の中断」が3.4%と続いた。

一方、言論の自由を制限する原因を聞いた質問に対しては、最も多かったのが「広告主」で36.5%、続いて「政治・政治権力」が22.0%で2位、「会長・社長」が21.0%で3位となった。「記者の自己検閲」は7.5%、「編集・報道局幹部」は5.0%、「法・制度」は3.6%、「読者・視聴者」は2.3%だった。

この報道に対し、韓国ネットユーザーからは様々なコメントが寄せられている。

「朴大統領当選に最も寄与した記者が、いまさら、何を言う?」

「朴大統領は本当に無能。早く退任してほしい」

「記者がどんな人種か全国民が知っている。まずは自分の襟を正せ」

「最低限の良心はあった。それなら、もっといい記事を書け」

「今より辛い時代にも記者は頑張ってきた。なぜ今の記者は真実を言わない?」

「朴大統領がいいと答えた記者は、朝鮮日報だと思う」

「政府批判の記事を書く記者は少ないのに、意外とこういうアンケートでは本音が出るんだな。この記事を見たら、大統領府はショックだと思う」

「こう思っているのに、なぜ記事では書かない?」

「セウォル号7時間で信頼を失った」

「下にいる記者がどういう考えを持っていても、上の方針があるから、政府批判は書けない」

(編集 MJ)