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「こうのとり」24日に宇宙ステーション接近へ
8月20日 4時14分

「こうのとり」24日に宇宙ステーション接近へ
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国際宇宙ステーションに物資を届ける日本の宇宙輸送船「こうのとり」の5号機が19日夜、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、打ち上げは成功しました。こうのとりは順調に飛行を続けていて、今月24日に宇宙ステーションに接近する予定です。
日本の宇宙輸送船「こうのとり」の5号機は19日午後8時50分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられました。そして、打ち上げのおよそ15分後、高度287キロ付近でロケットから切り離され、地球を回る予定どおりのコースに入って、打ち上げは成功しました。
国際宇宙ステーションへの物資の輸送を巡ってはアメリカとロシアの輸送船で事故が相次ぎ、必要な物資も届かなくなるなか、今回はアメリカの輸送船で送り届ける予定だった物資を緊急に輸送する任務が加わり、世界も注目する打ち上げとなりました。
「こうのとり」5号機は順調に飛行を続けていて、今月24日に宇宙ステーションに接近し、宇宙飛行士の油井亀美也さんがロボットアームでキャッチすることになっています。その際、NASA=アメリカ航空宇宙局の管制センターでは宇宙飛行士の若田光一さんが油井さんをサポートする予定で、宇宙輸送船のドッキングを宇宙側も地上側もいずれも日本人が担うのは初めてとなります。
記者会見で、JAXA=宇宙航空研究開発機構の奥村直樹理事長は「大きなプレッシャーだったが、きちっと打ち上げに成功した。日本の技術が外国から一段と高く評価していただけると思う」と述べました。そのうえで「地上と宇宙の両方で、日本が大きな任務を果たせることを誇りに思う。ドッキングも成功させたい」と述べました。

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