今月20日に大法院(日本の最高裁判所に相当)で実刑判決が確定し、韓国の首相経験者として初めて服役することになった韓明淑(ハン・ミョンスク)元首相(71)が、24日に収監される見通しとなった。検察は23日午後、ソウル拘置所で韓元首相に対する刑の執行を開始する決定をした、と21日発表した。
懲役2年の判決が確定した韓元首相は当初、判決翌日の21日に収監される予定だった。大検察庁(最高検察庁に相当)が韓元首相を起訴したソウル中央地検に対し刑の執行を指揮するよう通告し、同地検は韓元首相に対し、21日午後2時までに同地検公判2部長室またはソウル拘置所に出頭するよう求めた。だが、韓元首相側は検察に対し、刑の執行の延期を求める理由書を提出し、検察はこれを受け入れて、刑の執行の時期を24日、場所をソウル拘置所とすることを決定した。