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【朝鮮半島情勢】高官会談は「平壌時間」? 韓国も受け入れた?

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【朝鮮半島情勢】
高官会談は「平壌時間」? 韓国も受け入れた?

南北軍事境界線がある板門店に向かう「統一大橋」を警護する韓国軍兵士(AP)

 韓国と北朝鮮が22日から行った高官会談が、予定開始時間より約30分遅れて始まったことをめぐり、北朝鮮が15日に導入したこれまでより30分遅い標準時「平壌時間」に合わせたためではないかとの臆測が、韓国メディアなどで出ている。

 韓国政府は高官会談について、22日は午後6時(日本時間同)に、23日は午後3時に始まると発表したが、実際は午後6時半ごろと午後3時半ごろにそれぞれ始まった。

 聯合ニュースによると、韓国政府当局者は「通信環境の準備などで過去にも南北会談は予定より遅れることが多かった」と説明。ただ、韓国政府は平壌時間の導入により「南北交流に影響が出る」と指摘していただけに、早速その影響があったとの見方も出ている。

 北朝鮮が韓国軍に宣伝放送の中止を要求した「48時間以内」の期限についても、時間の解釈をめぐり、一部で「ずれ」が出ていた。北朝鮮は植民地支配からの解放70年を迎えた15日、「日本に奪われた標準時を取り戻す」として、30分遅い「平壌時間」を適用した。(共同)

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