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シゴトノオト
シゴトがうまくいくヒントがありそう!人気のコノ人に「シゴト」について聞きました
月曜更新
さのひなこ 1994年10月13日生まれ、東京都出身。『ホリプロタレントスカウトキャラバン2012』ファイナリスト選出。2013年グラビアデビュー後、バラエティやドラマなど、幅広く活躍中。放映中のドラマ『デスノート』ではアイドルユニット・イチゴBERRYを結成し、歌とダンスを披露している。ライブシーンの撮影では、エキストラをツイッターで募集したところ、2000人近くの応募があったという。
好き! の気持ちが、続けるパワーに
楽しい! の思いが、ガンバるカギに
これまでは本人の性格と同じ
天真爛漫なキャラを演じることが多かった、という佐野ひなこ。
ドラマ『デスノート』では、そのイメージを表の顔として、
実はもうひとつの面を持つ物語のキーパーソンを演じている。
「感情をあらわにする役ですから、練習を大切にしています」
と明るく話す言葉の中に、人生の進路として選んだ、シゴトへの覚悟が息づいていた。
恐れ多いと思いながら
アイドル役、演じてます
ドラマ『デスノート』もあっという間に折り返し。リアルタイムで読んでいた大好きなコミックの、しかも重要なキャラクターを演じることができるなんて! と奇跡のように光栄な機会に感謝しながら頑張っています。「シアワセだ~!」と思えるのは、イチバン最初にストーリーを読めることです。
原作ファンこそ毎回いい意味で裏切られるんですよね~!台本をもらうとすぐにばぁーっと読んで「こうなっちゃうんだ!」と驚きながら、コミックと見比べ 「どうすれば楽しんでもらえるかな」と演技を考えます。実は……最初は「困ったなあ。なんとか設定が変わらないかなあ」なんて思っていたんです。 ミサミサ(演じている弥海砂)はアイドルだから、歌って踊らないといけないんですが、私はとても苦手。それよりなにより私はアイドルが本当に大好きで、 すっごく尊敬しているんです。好き過ぎて、なりたいと思ったことがなかったんです。配役でもアイドルになるなんて考えられなかったんです。 演技のシゴトも、まさか自分がするなんて、夢にも思っていなかったんですけどね。
やっと見つかった
本当になりたいもの
高校時代は、学校の先生になりたいと思っていましたが、教師というシゴトをずっと続けられるのかな、という不安もありました。 そんなとき、スカウトをきっかけに読者モデルを始めました。最初は「アルバイトだと思って、ちょっとやってみよう」という軽い気持ちでした。 メイクをして写真撮影をしてもらい雑誌に載るなんて、やっぱり憧れちゃいます。始めてみるとスゴく楽しかった。 読モは企画内容の確認や撮影スケジュールの確認など、マネジメントを全部自分で行うから、結構大変なんです。 ファンの子が増えてきたり反響があったりすると、大変なぶん、とってもうれしい。私にとってみんな初めての経験で、刺激的でした。 「このシゴト、ずっとやっていけるかも」と思えて、進路の選択肢に「モデル」が加わったんです。 そのときが高校3年生。「高校と一緒に読モも卒業してプロになろう」と決め、その夏『ホリプロタレントスカウトキャラバン』に応募しました。 多くの審査を経て最終審査に残ったメンバーは、17歳の私が誰より経験が浅くて最年長。でも負けたくない、負けられない。 「グランプリを獲って、デビューするんだ」と笑顔で頑張りました。結果は落選。号泣しました。生まれて初めての大きな挫折です。 「これからどうしよう」と思っていたら、頑張っていた姿を認めていただいたのか、事務所に所属するお話をいただきました。こうしてなんとか私の進路が決まりました。
負けず嫌いが
大バクハツ中!!
グラビアのシゴトでデビューして、去年はバラエティに、さらに演技のシゴトも始まりました。 モデルに専念するつもりだったのに、想定外の連続です。最初は「みんなは演技のプロ、私は素人だし。 セリフを憶えればいいよね」と開き直っていました。でも、学園ドラマで一緒になった、同年代のみんなの頑張る姿を見ていると「私、これでいいの?」と不安が募るようになり、 演技ができないことに悔しさを覚えるようになりました。大好きだから選んだシゴトなのに……。
「――スカウトキャラバン」の厳しい最終審査も笑顔で頑張り切った原点を思い出し、 考えかたを切り替えました。それからは、できる・できないではなく、自分にできることは何でもやろう、と思うようになったんです。いち早く脚本をもらって役づくりを始め、 監督にどんどんアドバイスを求めるようになりました。少しずつですが、できることが広がっていくのがわかるんです。 『デスノート』も、歌とダンスは苦手だけど「やるからには完成度の高いものを見てもらいたい」とレッスンに打ち込みました。 おかげでライブシーンの撮影はとっても気持ちよかった! 「たくさんの声援を浴びることができるアイドルって、うらやましい」と思っちゃいました(笑) 今は自分のキャパシティが増えるのが楽しい。いろんなことを経験させていただき、ひとつずつ充実させて自分の力に変えていきたい。 そうすれば、もっとシゴトが好きになれると思うんです。今、毎日とてもワクワクしています。
社会現象にもなった人気コミック『DEATH NOTE』が、アニメ化・映画化・舞台化を経て、ついにドラマ化。名前を書くことでその人の命を奪うことができる「デスノート」。それが巻き起こす事件の数々と、その謎を巡る天才たちの頭脳戦は、ドラマになっても必見。
■出演:窪田正孝、山﨑賢人、優希美青、佐野ひなこほか